観測にまつわる問題

政治ブログです。「保険」「相続」「国民年金」「AIロボット」「運輸エンタメ長時間労働」「GX」を考察予定。

道路を作る

2009-02-21 05:56:14 | みんなでやろうぜ
派遣切りで失業した工場労働者の方々ですが、一時的に道路に予算を割いてみては如何でしょう。地方重視にもなります。工場が元気になれば縮小すればいいわけです。構造転換も簡単ではないでしょうし、介護には中々移らないでしょうから。

道路に厳しい世論も最早怖くない麻生政権ならではの良策・・・といのは冗談で、素人考えに過ぎませんが、失業者の実態・性格に合わせて一時的な公共事業を機動的にやれれば、景気の下支えとしては、ベストではないかと思った次第です。

内需拡大の落とし穴

2009-02-21 04:51:29 | 政策関連メモ
日本の少子化はどう見ても深刻なわけですが、果たして内需拡大という方向性は本当に正しいのでしょうか?

まず若年層は確実にこのままだと縮小します。人口が多くお金を持っている団塊世代を当てにするというのも、期間限定は確実で、長い目で見て面白い方向性とは思えない。

素人考えですが、(労働集約産業などで)開発途上国から輸入して、高機能なものなどを輸出するとか、貿易の拡大が生活を楽にする王道のように思えます。資源問題という落とし穴がある可能性もありますが。

後は、貿易不均衡は是正していった方がいいような。日本の輸出企業は強いですから、どうしても円高傾向になってしまうのではないでしょうか。政府が介入して外貨を積み上げたところで中々戻ってきませんし。

この辺を考えると、各産業の適正規模・投資価値が大体分かるような気がします。気がするだけですよ。

予算を人質にした要求

2009-02-19 06:21:03 | 護憲勢力と仲間達
民主党web-site 2009/02/18 野党4党が~(山岡賢次民主党国会対策委員長の発言)

>国民生活に直結する問題で、世界に日本の恥をさらした。

恥をさらしたこと自体は国民生活に直結しないことは明白。国民生活に直結するのは、予算審議が遅れること、充実しないこと。

>参院の財政金融委員会をすっぽかす形で病院に行った。そのことへの謝罪も説明もない。

選挙運動をやるために重要な国会決議(病気との理由でインド首相との会談も)をすっぽかした民主党代表が謝罪したという話は寡聞にして知りません。

結局「今後の国会日程については、首相の質疑の内容による」のが4党一致した見解だそうで、国民生活に直結する予算審議を人質にして、何やら攻勢をかける方針は堅持するということですね。首相が謝んないと予算審議を止めちゃうぞ~とかいう話ですか?どう見ても悪は野党ですけどね。

中川財務・金融相辞任について

2009-02-18 03:19:41 | 政局・政治情勢
大事な予算審議中に、このような結果になったことは、非常に残念ですね。

ただ、麻生首相・中川財務相のラインの積極財政路線は、先見の明があったとあえて指摘しておきます。世界的な金融危機発生から早期に景気対策の重要性を訴えていたのが麻生氏でした。今になってみれば、解散しか言わない民主党は論外としても、上げ潮派も財政規律派も間違っていたと言えるのではないでしょうか。景気対策が好きではないと書いた私も間違っていたでしょう。

政局ばかりで政策論争をしない現状は、本当に問題だと思います。(野党が)予算を人質にすること自体を批判しないマスメディアが多いようですが、あまり有害な情報を垂れ流してくれるなと思います。いつも情報を貰っている立場である以上、ネット上のマスコミ全否定論に乗りたくはないのですが、今回はさすがに文句の一つも言いたくなります。

今後与謝野氏が3大臣兼務するようですが、読売を見る限り、プラグマティズムを強調しているようで、方針としては大丈夫なのでしょう。最近は与謝野氏も景気対策を強調していましたけどね。能力も高いのだと思います。実際は、いきなりの引継ぎで、大事な予算審議中で、しかも3大臣兼務で、大変でないわけないのですが、頑張って欲しいと思います。

分けるのが大事な気がします

2009-02-17 04:15:36 | 政策関連メモ
郵便事業のユニバーサル(全国一律)サービスの維持は4分社化のままでやった方が良いと思います。維持に必要なら公的資金も出すべきです。十分にサービス内容について検討しなければならないのも勿論です。

一方、郵貯銀行・かんぽ生命の利益を吸い上げて、郵便事業に流すような案があるとすれば、これは宜しくないと思います。麻生さん自身が言った「採算の合う、むしろ利益の出る会社を目指していく」のが大事でしょう。変な足かせがあるとこれが苦しくなるように思います。銀行は銀行、保険は保険で勝負するのが大事ではないでしょうか。

麻生幹事長の郵政発言

2009-02-16 08:30:15 | みんなでやろうぜ
自民党幹事長記者会見(9月2日)麻生幹事長
>郵便局を民営化するというあの時の法案の担当大臣、総務大臣です。自分で決定しておりますので、それは既に決まったことですから、粛々と実行していく。できうるべくは予定通りきちんと採算の合う、むしろ利益の出る会社を目指していくのが方向だと思います。
 
これプラス必要な規制ということではないかと思います。

民主党の杜撰な批判

2009-02-16 06:00:40 | 護憲勢力と仲間達
民主党web-site 2009/02/13 簗瀬参院国対委員長 
>麻生首相の公式ウェブサイトで3分の2条項について、「予算関連法案などについては与野党で徹底的に議論をしていくべきで、3分の2条項を使うにはなじまない」と記載されている内容を取り上げ、「言っていることとやっていることが支離滅裂であることを自らが証明した」と語り

それでは当該記事をみてみましょう。

麻生太郎オフィシャルサイトより 2007年12月14日
http://www.aso-taro.jp/lecture/talk/071219.html

>私は外交や防衛など対外的な公約、もしくは国としてきちんと対応すべき案件、さらに、迅速性を要求される案件など、いろいろ条件はあると思いますが、こういったものについては3分の2条項を使ってでも、きちんと対応するのが政治の役割だと思っております。
 一方で国民生活に直結するような法律、例えば予算関連法案などについては与野党で徹底的に議論をしていくべきで、3分の2条項を使うにはなじまないものなのではないでしょうか。
 このような自主ルールをきちんと決めたうえで、必要なものについては政治決断を行っていくことは政治家の責任であり、国民の皆さんの理解も得られるんじゃないかと思います。

麻生首相は迅速性を理由に3分の2を使うので矛盾はないとインタビューに答えていましたね。「経済政策、景気対策等々はスピード感をもってやらなければいけない」これは幹事長時代(8月5日)の発言。今度の世界的危機を受けて3段ロケットとして予算も景気対策の一環として入っていることも指摘しておきます。

私としては、暫定税率問題・問責決議案などの騒動で関係が(本格的に)壊れたのは、この連載コラムの後の話で、そういった事情も考慮すべきではないかと思います。

郵政見直し発言問題に呼応する小泉氏の発言について

2009-02-13 08:32:22 | 政局・政治情勢
毎日jpより
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090213k0000m010124000c.html

>首相とか執行部の方針に批判的な意見を若手が出すと、執行部から『後ろから鉄砲を撃つな』と抑え込みがかかるが、最近の状況は、首相が前から『これから戦おう』としている人に鉄砲撃ってんじゃねえか。

政策の批判はOKだと思いますが、政局にしようとしてますので。首相を全否定するかのような発言もありますしね。いくらでも証拠はあります。最近は問題発言と言える批判はあまり見なくなったと思っていたところに、小泉氏の問題発言のお出ましかという感じです

>「ねじれ国会」と言うが、決してそんなに悪いことじゃない。政策優先という国民の声が強いから、衆参の意見が違ったら、どういう政策なら国民が納得できるか、よく協議してもいいと思う。

ねじれになってから一連の経緯をまさか知らないわけではないでしょう。とにかく解散しろ、俺達の意見が正しいから呑めということを言ってきて、今の状況があるわけです。与党が政策の話し合いを呼びかけても一方的な拒否を民主党がしてきたのも間違いない。特に福田政権の頃は酷くて、問責決議案まで出され(小泉氏の時代の法律で苦境に立っていたのに、援護はありませんでした)、協議も何もなかった。それを受けて麻生政権が樹立したわけです。麻生政権の対応に特に問題があったとは思えません。

>定額給付金についても、首相は「さもしい」「自分はもらわない」「いや、そんなことは言ってない」とかいろいろと言っているが、私は本当にこの法案が(衆院の)3分の2を使ってでも成立させねばならない法案だとは思っていないんです。

一種の減税だから緊急の景気対策のパッケージのひとつとして全く問題ありません。既に動き始めている決定事項を穿りかえす意図を疑います。野ざらしにされてきた対策ですが緊急にやるため再可決が必要なだけです。今定額給付金を削った野党の提案を呑んだら、期待している国民・自治体はどうなるんですか?少数は国民でないという傲慢さを感じます。

>私は引退表明して、あまり多くのことは言わないが、「あの時賛成したけども、実はそうじゃなかったんだ」と言いたくないから、給付金についてもっと参院の意見と調整して妥当な結論を出してほしいと思っている。

党議拘束という言葉を知らないわけではないでしょう。民主党の意見がバラバラでありながらの一致した行動も同じですが、言わないだけで、内心反対は日常茶飯事だと思います。よほど党首と考えが一致してない限りそうなるはずです。全体主義じゃあるまいし、大政党では特に当たり前の話だと思います。こういった事実は小泉氏も重々承知しているはずで、特に郵政解散で、そういった気持ち(内心反対)の議員を大量に生み出してしまった小泉氏に、こういう無神経な批判をしてほしくない。

・・・と、私の意見は、こんな感じです。

発言にブレがあるから首相失格という珍説を見た

2009-02-12 10:34:11 | メディア
小泉元首相の発言はブレまくってましたが、人気絶大でした。

ガラリと主張が変化したことで有名な小沢代表は、発言のブレを言うなら、そもそも首相になる資格はありません。

発言にブレを含まない人間など地球上に誰一人存在しません。発言の表面上のブレをいちいち謝罪する鬱陶しい政治家を望んでいる人はいないでしょう。要はマスメディアは気に食わない奴を叩こうと発言のブレを利用しているわけです。

[2月13日追加]
小泉元首相の発言のブレは各所で指摘されています。手元で確認できないので、出典は明らかに出来ませんが。その場しのぎから来るブレが多いタイプだと思います。信念・持論のようなものは変わってないかもしれません。

小沢氏の発言のブレも疑いないです。完全に政権交代・権力闘争が理由でしょう。著書が多くあることもあり、日本一露骨というかブレを探すのが簡単だと思います。多数派工作で妥協を何処からでもするので、ブレざるを得ない。様々な原則を持ち、引き出しが多いので、矛盾をコントロールできてないものと思われます。誰にも出来ないとは思いますけど。

麻生首相に関してあえて書けば、主張・信念は変わらない方だと思います。だから郵政も見直ししたいし、ブレで叩かれることに反発もある。サービス精神かいろいろしゃべるので、政治家なら誰でもあるようなことで叩かれてしまう。残念ながら麻生流は封印して慎重にやらざるを得ないのかもしれません。私は特に問題があると思いません(思っていないから支持します)。

政治家の発言の結果としてのブレなど、発言が多ければ多いほど、行動的であればあるほど、誰でもあります。程度に差はありますが、政治家的な人ほど叩こうと思えば何時でも叩けます。減点法で育っている官僚出身者はブレでは叩きにくいが、踏み込んだ発言が少なく、政治家としての魅力に欠ける場合が多い感じ(新しいことをやろうとしたり、変えようとすれば表面上のブレは必ず出る)です。ブレを叩くというのも、マスメディアにとっては、結果的に発言の慎重さを誘発し、情報が絞られ、自殺行為となりかねません。また、発言の意図・背景などを無視した物事の上っ面をなぞる行為であり、安易で低レベルな攻撃であると言い切れます。