観測にまつわる問題

政治ブログです。「保険」「相続」「国民年金」「AIロボット」「運輸エンタメ長時間労働」「GX」を考察予定。

韓国について

2009-12-26 12:02:38 | 政策関連メモ
日韓の間の問題について簡単に。

①領土(竹島)問題について全面的に外務省を支持する。国際的に見て日本の主張に正当性があり、そう思わないのであれば韓国は国際司法裁判所に出てくるべき。韓国の一部(?)にある対馬に関する主張のようにダメ元(にしか見えない)の主張ではありません。

②外国人参政権は認めない。韓国人の情熱を軽く見てはいません。保守派によくある集団移住の懸念は私にも当然あります。無理が通れば道理が引っ込む状況にさせるわけにはいきません。

③韓国独自の文化は認めるし、それを尊重し切れなかったのは戦前の過ちであると思います。

④過去の条約などを元に未来を重視して前向きな関係を築けるといいと思いますが、すんなり溝を埋められるとは思っていません。

中国に関して

2009-12-26 11:27:33 | 政策関連メモ
私は(段階的な)民主化もいいことだと思いますし、少数民族にも台湾にも同情的で中国からしたら要注意人物に映るかもしれないので、その辺の説明を。

まず中国と戦争していいとは思いません。中国も平和的台頭らしいので、基本的には問題は存在していないと思います。領土問題は例外になるので、中国の姿勢は懸念しています。

民主化に関しては民主主義国でない国(日本と体制の違う国)が大きくなると迷惑被りかねないので、当然懸念はします。少数民族も自立できる少数民族は自立していいのだと思っています(言語が違えば国民同士の意思疎通が出来ません)し、旧式のド帝国主義(異民族支配)の国はより警戒するのが通常だと思います。それは仕方がないので諦めてください。台湾に関しては中国より体制など近いし親日的です。当然そちらに同情することになります。それも仕方がありません。

経済などに関して、日本には力もありません(少なくとも短中期的におそらくは長期的にも超大国になる見込みはない)から、私がどうこう言うことは致しません。多分戦略的互恵関係とかでいいのではないですか。日本もアメリカも台湾も韓国も。

特に問題のある考え方とは思いませんが、率直に言ってこの通りです。

台湾問題に関して改めて

2009-12-26 10:48:10 | 政策関連メモ
一民間人(間違いない)の見解にすぎないことを前置きしておきますが、台湾並びに民進党について。私は従来より親台と言っていい立場にありますし、国民党より民進党に同情的に立場で、李登輝氏を偉人だと思っています。当ブログでも以前書きましたが、改めて。ウィキペディアによると自民党は国民党とのパイプが太いらしく、私の思想傾向からすると国民党よりでないとおかしいようにも見えるかもしれないので整合性が問われるとも思いまして。

それはやはり台湾が国際的に認められていないことに同情しているわけです。日本・韓国と違い、台湾は広く国際的に認められていません。しかしながら、台湾は日本により近い。台湾に現実問題力がないからそうなるのですが、理屈だけで言えば台湾は中国より認められていいと思います。独立したってまた合併することは出来ます。中国の歴史上何度もそういうことはありました。今は現代ですが両国民が望めば自然にそうなるのではないでしょうか。アメリカも日本も台湾海峡の問題で戦争に巻き込まれることを望みはしないと思います(私も望みはしません)が、中国の方がより変わるべきだと思っています。

基地は極東有事の備え(普天間問題)

2009-12-26 06:54:44 | 政策関連メモ
日米安全保障条約の前文にはこうあります。

>国際連合憲章の目的及び原則に対する信念並びにすべての国民及びすべての政府とともに平和のうちに生きようとする願望を再確認し、両国が国際連合憲章に定める個別的又は集団的自衛の固有の権利を有していることを確認し、両国が極東における国際の平和及び安全の維持に共通の関心を有することを考慮し、相互協力及び安全保障条約を締結することを決意し、よつて、次のとおり協定する。(外務省サイトより)

そもそも日米安全保障条約というものは日本の安全のみを守る条約ではなく、極東の安全を守る条約だということが議論の前提です。本当にそうであれば、極東諸国も関心があるはずであり、実際に並々ならぬ関心が寄せられているようです。

asahi.com 国際 12月20日2時37分 「歓迎」の北朝鮮、「懸念」の韓国 普天間巡る日米紛糾
http://www.asahi.com/international/update/1219/TKY200912190394_01.html

リンク先の地図を見れば一目瞭然なのですが、基地が海外すなわちグアムに移転してしまうと韓国の安全保障(戦争の危険性は否定のしようがない)に打撃があることは明らかと言わざるを得ません。この問題に限りませんが、民主党は何やら北朝鮮に歓迎されているようであり、それは民主党の言動に問題がある印のような気がしてなりません(北朝鮮は自衛と称して武力を平気でちらつかせる国です)。また、この条約は台湾海峡の安定にも貢献していると思います。それを考慮すると沖縄から九州などに移設するにしても(可能かどうかは別にして)、問題はそれはそれであると言わざるを得ないというわけです。

MSN産経ニュース(台湾・馬英九総統「日米安保は台湾にも重要」)
http://sankei.jp.msn.com/world/china/091207/chn0912071731003-n1.htm

非武装中立(真っ裸)でも問題ないとする露出狂を説得する自信はありませんが、極東の安全保障に日米安保は貢献していると言えるのではないかと思います。問題は日本の国益の観点から見ても、極東における国際の平和及び安全の維持のために基地を置くことが国益にかなうかということです。

私はかなうと思います。言いにくいことを言えば、韓国も台湾も日本の植民地でした。第二次世界大戦後もアメリカと組み民主主義国として歩んできた仲間のようなものでしょう。後衛としてでも韓国・台湾を守って利益がないとは思えません。日本が最前線に立って国益にかなうと思う人はいますでしょうか。あるいは体制の違う国の尖兵になりたい人が未だにいるのでしょうか。鳩山首相は韓国との友好を強調していましたが、韓国の危険に逃げ腰のような態度で何時まで友好が保たれるか考えてみるべきでしょう。

最後に沖縄県民・名護市民・辺野古住民の気持ちを考えれば、日米安保体制に基づく基地というものは、極東の安全保障に貢献しているのだということを誇りに思ってもらえるようにしていく必要があるのではないかと思います。この点で過去の自民党政権の努力が足りなかったところはあるのではないかという気がしています。

こういうことでしょう

2009-12-26 04:45:45 | 注目情報
asahi.com 政治 12月25日23時26分 河村・名古屋市長「減税して落ちるとはどういうこと」
http://www.asahi.com/politics/update/1225/NGY200912250028.html?ref=rss

>25日にあった全国18の政令指定市でつくる指定都市市長会の会長選挙で、現会長の矢田立郎・神戸市長が当選、名古屋市の河村たかし市長は落選した。

>河村市長は報道陣に対し、「減税を実現した市長が落ちるとはどういうことなんでしょうかね。庶民のための政治を実現させるのは難しい」と語った。

私から見れば逆な気がします。減税を実現したから落ちたのではないでしょうか。日本においては厳しい財政事情が目下重要課題だと思われます。何故減税なのでしょうか。全く不可解でこうした素朴な疑問に河村市長が答えたとは思えません。減税しても問題がないとすれば、地方は(少なくとも名古屋は)余裕があると考えていいのでしょうか。多分そうなのでしょう。こんな記事があります。

MSN産経ニュース(【主張】鳩山政権の初予算 破綻が現実化する不安 正直に財政再建目標を示せ)
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091226/plc0912260254002-n1.htm

>地方交付税もばらまきと言ってよい。国税5税の税収減に伴って減少する分を補填(ほてん)しただけでなく、さらに1兆円を加算し17・5兆円に膨らんだ。地方よりはるかに財政が悪化している国が支援するのは逆さまである。

地方分権はこれまでも主張したように(通勤通学生活圏という実質的な基準で)大きい自治体は大きく小さい自治体は小さく纏まって、地方とは何かという問題を明らかにすることが肝心要だと思います(そうすれば無駄なコンクリートは確実に減ります)。その上で、自助努力を基本にやっていけない小さな自治体を支援していくという流れが大きく言って正解でしょう。名古屋が裕福だとして、裕福な名古屋がリーダーになって何を実現するというのでしょうか。先頭を切って身を削ってくれるなら面白いと思いますが、庶民の味方とか言っているようでは期待し難いものがあります。その上、河村市長は自公の低所得者層優遇案を葬って、高額所得者(私もそれはそれで立派だと思いますが)優遇と言える所得制限なしの減税案を通したのだから支離滅裂だと言う他ありません(庶民がどうしたより裕福になるコツの方を聞いてみたいぐらいです)。どういうことか分かってないらしい河村市長は民主党バラ撒きの現状を批判した(鳩山首相の認識は間違いだと思います)【主張】を読んでみてほしい気はします。

与党と野党の公正な競争

2009-12-26 01:58:58 | 政治システム・理論
MSN産経ニュース(小沢氏、「野党が主導権を持つ国会に」 京大で講義)
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091225/stt0912251916004-n1.htm

>国会の現状について「野党が与党と対等に議論ができない仕組みとなっている」と指摘。「われわれが与党である間に国会の機能を強化し、野党が主導権を持つような仕組みに変えたい」と述べ、国会改革に取り組む意向を重ねて示した。

対等な議論を出来るシステムを作りたいということが目的であれば、大統領制の方がよほど素直だと思えます。大統領選を通じてシステムとして比較的公正な競争が担保されているのは明らかでしょう。権力を持っていることで生じる優位性に関しては、勝った以上むしろ当然(そこを引っくり返すのが野党の仕事)と言えますし、現実の大統領制の国で競争が不公平だとは聞きませんから、この際あまり考えなくていいのだと思えます。韓国では大統領制で政権交代も何度も起きていますし、少数政党も確かに存在していますから、役割は多少変わっても少数政党の存在が消滅するという話にもなりません。

問題は日本において大統領制を採ったことがないという事実です。国政に携わる政治家の方々は反対の人が多いでしょうし、政治に関心ある層もほとんど勝手が分からないので混乱が予想される上、導入への流れが作れるかも不明です。また、公正な競争という観点以外で、議院内閣制とどちらがいいかも良く分かりません。変えてみてこんなはずではなかったということになれば目も当てられませんから、相当慎重に検討することが大切でしょう。いずれにせよ、当ブログでは大統領制も視野に入れていこうと思っています。

小沢氏の改革に関連して現行の議院内閣制下での改革に関して言えば、以前も「政治システム理論」の「政治の混迷が嫌ならば」「解散権はとりあえず今問題ない」などで指摘したように参議院改革が焦点ではないかと思います。利益相反する司令塔がふたつあっては混乱が増すだけでしかないでしょう。国会同意人事も混乱の種になっただけのように見えますが、野党を尊重することと、野党を信じて下手な権力を与え政治を混乱に陥れることは違うと思います。まずは与野党は概ね利益相反していると言っていいのだ(それは政権交代の存在がある以上、選択の余地を確保している以上、不可避なのだ)ということを認識した上で、それでもなお不利な野党を活かすため(政権交代が事実上なければ選挙の意味は低下し国民が選択したということにならない)(今度の政権交代は事実上政権交代以外の選択肢はなかったし、民主党並びに支援者は間違いなくそのように主張したので非民主的だったと断定できると一応指摘)、何が出来るのかということになるのでしょう。

ここで改めて解散権について考察してみると、解散権を野党に与えることは出来ませんし、話し合い解散をシステム化することもほぼ不可能(大矛盾でしかありません)(やれたとしても事実上の任期制にしかならないはずです)です。解散権を無くすということであれば、レームダックの問題と共に捻じれた時の弱い首相権力の問題が出てきますから、以前も指摘したように現時点では改悪にしかなりません。

今野党を有利にすれば、現政権民主党が不利になるわけですから、どの程度できるかは疑問に思わざるを得ません。現在までのところ、野党の望む党首討論も受けていませんし、今出来ることをやっていないことは明らかです。選挙前から何をやるか明らかにしないと改革は難しいと思うのですが、少なくともこの点に関しては必要と思う批判はしますがお手並みを拝見したいとも思っています。

民主党は民主的に

2009-12-23 11:08:31 | 護憲勢力と仲間達
私は自民党を支持しているので、あまり民主党を利するような発言は控えなければならないのですが、あえて。真意は一国民として政府に物申したいというところにあります(他意はありませんので深読みはしないでください)。

民主的でない民主党ってどうよ。

一方的に自分の考え・立場を断固主張するのではなく、相手の考えも理解をした上で、引くべきかな(分が悪い)と思えば(体よく)引くことも大切です。議論とは我慢比べ勝負ではないはずです。本当かどうか知りませんけど、(議題に大いに関係あるところを端折って)自分の主張しかしていない閣僚さんがいるとの報道を見かけたので書きました。

時限爆弾を仕掛けるか

2009-12-21 10:17:24 | 護憲勢力と仲間達
MSN産経ニュース(亀井金融相が平野官房長官に進言「主計局長のクビを切れ」)
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/091218/fnc0912182354020-n1.htm

>財源を「特別会計から15兆円以上、引っ張ってこられるかどうかが勝負」

麻生政権がかつて何度も指摘した問題ですね、これは。特別会計の剰余金はそれ自体意味もあるのですが、それはおいておいても一時的にしか使えないお金、いわばへそくりなのであって、毎年毎年の支出(あるいは減税)に使うと危ないですよということです。恒久的な収入増・支出減の見込みもないのにローンを組んでへそくりを使って頭金だけ払ったら危ないですよね。次の年から早くもピンチは明々白々です。事業仕分けと言ってもほとんど削れませんでした。剰余金があるなら借金の返済あるいは景気の下支えなどに使うべきでしょう。減税・バラ撒きをするのであれば、(不況ですが)予算規模を小さくするか、増税(再分配するということです/矛盾ではありません)するべきなのです。

鳩山首相の決断(先送りとかじゃありませんように)の時期が近づいてきましたが、その場しのぎにしかならない辻褄併せというか来年以降に必ず炸裂する鳩山時限爆弾を仕掛けないか要注目です。

東京探放(其の弐:自由民主党本部篇)・・・空振り

2009-12-20 12:40:49 | 日記
いきなり其の弐から始まって意味不明で申し訳ありませんが、其の壱(訪れた時期が先)は記事を書くのに時間が掛かりそうなので次回以降に。ちなみに記事予告に東京とあるのがこの一連の記事だと思ってください。遅くなって誠に申し訳ありませんが、忘れたわけではありません。・・・結局其の弐は空振りなんですけどね。

まとめてスミマセンでした。

ええと、せっかく東京に住んでいるのだから、東京の特に政治に関わる名所を(取材もどきで)探放しようというのが記事の趣旨です。そして2番目に自由民主党本部に行ったわけですね。・・・初回は土曜で休みだったのですが。次の金曜に訪れたところ、物々しいというか警備員さんのチェックの存在に腰が引けてあえなく撤退。一般客がとりあえず行って入れるものか、漫画喫茶で調べ直しましたが、良く分からない。そこで、引き返して警備さんに直接聞いて見ることに。結果はやはり警備の問題でバツでした。・・・まぁそうだよな(拉致問題で横断幕もかかっていました)。ということで、空振りに終わった次第です。

結論は政治家ってやはり偉いというか、権力があるんだなというのが実感です。

代々木はわりと良く行く場所なので、共産党の東京都委員会も唯一政党本部で見たことがあるというか場所を知っているのですが、警備員がいなくてもあれもとても入れるような雰囲気ではありませんでした。そんなもんなんでしょうね。高校時代、友人と東京に遊びに来て、省庁だの大使館だのに突撃していたのは、若さだったのか、二人いて気が大きくなっていたのか。良い子の皆さんが見ているとも思わないですが、止めましょう。国会議事堂が多分いいです。ぞろぞろ子ども達が見学に来ていました。

都知事会見を引用し日本政治を考える

2009-12-20 11:55:26 | 政治システム・理論
MSN産経ニュース(【石原知事会見詳報(1)】今年の感想は「“ミゾウユ”の1年」)
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/091218/lcl0912182235018-n2.htm

>政権も交代したし、そのあおりを食って、都議会の選挙もああいう結果になった

それは事実と思いますが、記事「都議選前に麻生交代を予感させてはならない」(政局・政治情勢)で指摘した麻生政権の評価と都議選をリンクさせるとボロボロになりかねない問題もあったと思います。当時民主党がリンクさせたのもイラッとしました(都議選は都政を語る場)が、意見も近いはずの保守派(石原知事は都政でも自民党と繋がりが深いでしょう)も遠慮なく麻生政権叩きに加わって保守派は自滅した感もあります(石原知事も当時遠慮なく寧ろ先頭に立って麻生叩きをやりました)(社会全体がそういう感じに近かったとは思います)。元々日本の保守派は無党派層に近いので仕方ないと言えば仕方ないのですが、保守派に党派性が欠如しすぎている問題はこれからの課題であり、私も明確に問題意識を持っています。・・・まぁ、あの辺の記事を今見ると私の文章も拙ないなとは思っています。

>都民の代表として合理的な議論をしていけばいい

都知事ですから。

私が考えるのは、注目の薄い地方行政で一種の大統領制、注目の厚い国政が議院内閣制で果たして日本政治は上手くいくのだろうかということです。議院内閣制の扱いづらさは最近良く考えるところです(憲法改正を考える人はこの問題も考えてほしい)。また、これから地方に権限を移していくなら、政党が機能しなさすぎている(ように見える)という地方の問題もよくよく考えていかなければなりません。