僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

馬酔木の花

2008-01-28 21:23:20 | Weblog
 どこか犯しがたい気品がある。それでいて、どうにでもして手折って、ちょっと人に見せたいような、いじらしい風情をした花だ。
                           堀 辰雄

 春が待ち遠しいです。

難しい日本語

2008-01-28 00:13:26 | ことば
 「やぶさかでない」と言う言葉があります。「尋常じゃない」なんて解釈しがちです。「やぶさか」とは「吝か」と書き、ケチ、物惜しみする、思い切りの悪い様子、などの意味を持っています。それを~でないと打ち消しているので、「~する努力を惜しまない」とか「快く~する」といった肯定の意味になるのです。

 「気のおけない人」とはどういう人をいうか知っていますか?
「気配りや遠慮をしなくていい人」、「気軽に付き合える人」などといった肯定的ないい意味合いを為すのです。平成14年の文化庁の調査では全体の4割が「油断できない人、気を許せない人」と解釈していました。