三電計装株式会社の社長日記

無線通信分野での事業を通して四国を元気にしたいと思っております。

昨日は業界の総会でした。

2010-05-20 14:11:49 | Weblog
昨日は松山で、陸上無線協会四国支部総会がありました。
四国総合通信局の局長より来賓挨拶があり、原口総務大臣が無線通信関連で今後50兆円の市場を創造していくと壮大な計画を練っているそうです。
ただ、原口大臣はソフトバンクの社長と仲が良いらしく、携帯電話のようなインフラを活用した市場を伸ばそうとしているのではないでしょうか?
せっかく、無線の周波数をデジタル化へ移行しており、たとえば来年には皆さんご存知のテレビのアナログ放送が終わり完全に地デジになりますし、タクシー無線は平成28年までにデジタル化へ移行することが既に決まっております。
このことで、空周波数の高度利用や新しい利用方法を検討していますので是非自営通信が伸びるような策も練ってほしいと思っております。
その総会後の記念講演では、通信衛星などに携わっているNECのK主席技師長が夢のあるご講演をしていただきました。
通信衛星は、我々の生活に欠かせないものとなっており、気象情報、衛星中継、災害時の通信手段や一番日常的に活用しているカーナビのGPSなどに役立っています。
近年では、中国の大地震が起こった際、河が地震で塞がってしまってダム状態になっている写真を衛星から捉え、その災害で出来てしまったダムが土石流となって下流域へ被害をもたらすことを防ぐために役立ったそうです。
通信衛星などは、我々の生活を守ってくれる側面があるのだとあらためて感じました。
この宇宙事業の日本の予算は、約2700億でアメリカの約3兆円には足元にも及びませんが、このように大活躍していただいていますので是非仕分けにならないよう民主党の皆様方にはしっかりと役割を理解していただいた上で仕分け作業に取組んでいただきたいと思います。
K主席技師長様本当にありがとうございました。

なお、当協会は仕分けには入っていないそうです。

今回の仕分けでもマスコミなどが天下りについて厳しい指摘をしていますが、当協会のように、無線通信の販売ディーラーと製造メーカーが現状の無線を取巻く環境や、もっと使い勝手が良くなる方法や新しい利用分野を創造し、国に提言しています。
その手助けを、総務省でキャリアを積んだOBがお手伝いしていただいています。
何が何でも天下りは良くないという考え方はおかしいと思いますので、我々業界団体からも声を上げる時が来るのではないかと思っています。

話は戻りますが、夢のあるご講演だったため、「是非小学校でもお願いします。」と懇親会でお願いすると、主席技師長は「日程の都合が合えば是非行きたい。」と快く引き受けていただきました。
子どもの目は常に輝いています。
その輝きのある子ども達に夢のある話は将来日本を背負って立ちますので何とか実現できればと思っております。
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