ビジネス誌に面白い情報が載ってました。
集積データからコンピュータがはじき出した犯罪傾向を容疑者の摘発や防犯につなげる全国初の取組を京都府警が始めるとのこと。
具体的には、パトロール前に署内のパソコンで現在時刻を入力すると、画面上に事件発生の可能性が高い場所等が地図上に現れるとのこと。
この根拠となるものは、府内で過去10年間に起こったひったくりや車上狙いなど約10万件の街頭犯罪の発生日時や場所、手口などの情報を集積しており、同様の事件は一定の期間内に近隣地域で繰り返し起こる(近接反復被害)という犯罪学の理論を数値化したプログラムが事件発生の傾向を分析します。
これもAIの技術ですね。
アメリカではすでにこのような技術を用いたシステムを稼働させ一定の評価が出ていると聞いたことがありました。
当社でも内容はちょっと違いますが、カメラで捉えた画像から人が発する目に見えない振動を解析し不審者を特定するシステムを取扱っています。
従来の防犯カメラでは、カメラで捉えた画像を記録して何らかの問題が発生すれば記録していた画像を確認する事後解析でした。
今後はAIや通信技術の益々の発展により事前に予測するシステムが増えてくるものだと思っております。
あまりこれが進み過ぎると、社長が次に言う言葉や今日は機嫌が悪いからこのように対応すれば問題ないなどすべて事前に予測されてしまい、拍子抜けになってしまう恐れがあります。
またこの技術の影響で将来無くなってしまう職種も多く、本当に我々にとって良いのか?悪いのか?疑問ではあります。
しかしながら、モノのインターネットであるIOT含め今後これらが牽引していく事が予想されるため当社としても注視していきたいと思っております。