湯布院の店の前の田んぼは77歳になるおじさんが 殆んど一人でお米を作っています。
実際 絵的には 稲刈りが田園風景としてクローズアップされますが、一年のうちの360日の作業は膨大で大変な労力がかかっています。
今年は一枚の田を休耕田としましたが、水はけが悪いので代替作物も作れず、排水作業をしたそうです。
10月頃、福岡から別荘に来た初老の男性が、『草が生えて大変ですね』 と話しました。するとおじさんは 『草も生えない田んぼでは 丈夫な稲は育ちません』 と答えました。
びっしり生える草を嘆くのではなく、草が生える肥えた土壌に感謝せねばと、考えさせられた一言でした。
先日やっと完成した田んぼです。
深さ70cm位手堀りして、笹とパイプを埋めこみました。これで地中に溜まった
水が川に流れて、水はけの良い田んぼになるそうです。
お店の玄米はここで採れたお米です。堆肥をたっぷり施した豊かな土壌で出来たお米は大変美味しいです。おじさんお疲れ様でした。