季節により長距離移動(渡り)をする蝶アサギマダラ。
私の庭に滞在してくれたアサギマダラは、
3日目のお昼過ぎにはいなくなりました。
温かい風を求めて飛び立ったのでしょうか?
秋の南下の途中、紀伊半島から海へ飛び出していく前に、
私の庭でひと休みということだったのでしょう。

アサギマダラは、
春から夏、本州等の標高1000~2000mの涼しい高原地で繁殖し、
秋、気温が低くなると温かい地を求めて南へ移動を開始、
九州、沖縄、八重山諸島や台湾まで飛ぶ蝶もいます。

冬の間は、暖かい南の島の洞穴等で過ごします。
新たに繁殖した世代の蝶が、春から初夏にかけて南から北上し、
本州などの高原地に戻るという生活のサイクルなのです。

アサギマダラの寿命は、成虫になってから約4~5ヶ月、
春に成虫になった蝶は、初秋まで生きるので北上のみです。
逆に、秋に成虫になった蝶は、春頃まで南下して生きるのです。
一匹の蝶でみると、北上か南下かどちらか一方しか体験しないのです。

アサギマダラは幼虫の頃、キジョランという毒性のある葉を食べて、
毒成分(アルカロイド)を体にまとい、他の虫や鳥たちから身を守っています。
フジバカマも毒の成分(アルカロイド)があり、
アサギマダラのオスが集まってきます、
オスの体内でアルカイドをフェロモンに変えてメスを呼ぶのです。
来年はフジバカマをもっとたくさんに増やそう、
種まきは秋か春、結実しにくいようだけれど種採れるかな?
挿し芽は5~6月が適期、
この庭にアサギマダラがいっぱい飛来したら、
お隣の小学校の子ども達が喜ぶだろうな。
その時はマーキングして飛ばしてみよう。
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