昨日の続きです。
Kさんの原文でお楽しみください(・。・)
☆
「おむすびころりん」が始まるやいなや壇上に上がって劇に乱入。
小道具のおむすびのハリボテを上級生から奪い取って、
舞台中走り回りだしたのです。(@_@)
さすがにこれには夫と二人で頭を抱えてしまいました。
まさかここまでとは…。
“子はいつも親の期待の上をいく”とは、よくぞ言ったものです。
教室に戻ってから平身低頭で担任の先生に謝りましたが、
先生は「大丈夫ですよー」と笑って流してくれました。
翌日、授業が始まってからも、なかなか教室に入ろうとせず、
昇降口で大泣きになったり、
さらに後退して校門で動かなくなったり。
しかも私が送って行った時だけ。
幼稚園時代にも同じようなことがあったっけ…。
「あの時は普通に登園出来るようになるまで
一ヶ月かかったんだよなー、
さあ今度はどれくらいだぁ?」と、
もう何でもこい状態で開き直っていたら、
一週間位で何とか“落ち着いたよう”でした。
“よう”というのは完全に先生にお任せしていた為、詳細は不明。
詳細なんか知らない方が良いって言うし…と、
深く考えないようにしていました。
4月末、初めての家庭訪問。
さあ何を言われるか、と身構えていたら、
授業は座って受けていて介助はほとんど必要なし、
体育館での全校集会も、ちゃんと並んで話を聞いているとのこと!
あの嵐の入学式から一月も経たないのに!?と、
半信半疑の私たちに、担任の先生は更に続けます。
「Yくんはいつもクラスの中心、
Yくんがいると、クラスが明るくなる。
上級生にも可愛がられています。
よくぞA小学校へ来てくれました。
Yくんに会えて本当に良かった」
この言葉で、不安がすべてけし飛びました。
例えどんなことがあっても大丈夫、という姿勢に、
心底安心させられました。
相も変わらずマイペースなY。
今日も「(ランドセルが)おもい…」と文句を言いながら、
時折不安そうに降り返りながら、
それでも学校への坂道を登って行きます。
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