ワニなつノート

Naoちゃん(8) (小学校1年生の3)

Naoちゃん(8) (小学校1年生の3)

【できてもいいし、できなくてもいい】

「できてもいいし、できなくてもいい」
最近、私の頭の中でぐるぐる回っていることばです。
先日の定例会で聞いたことばなのですが、
私は今そのひと言にとても救われています。
それまでの私は、「できないよりは、できた方がいい」と考えて、
娘にあれこれ無理強いさせていたように思います。

小学1年生ともなると、
まわりは習い事をしている子どもでいっぱいです。
「娘に何かやらせなければ」と思った私は、
こども発達センターで勧められた“くもん”を
初めての習い事に選びました。

くもんのその教室の先生は、気が短いのか、
はたまた時間に追われて忙しいのか、
娘のゆっくりしたペースに全く合わせてくれません。

えんぴつを持つ娘の手を上から持ち、先生が無理やり動かしたり、
ひらがなをゆっくり読んでいる娘の声をさえぎり
先に読んでしまったりと、
「この人に任せておけないな」と思った私は、
しばらくして娘を教室に連れて行くのを辞めてしまいました。

そして、それならばとプリントを全て自宅に持ち帰り、
私が先生になって娘に教えることにしたのです。
しかし、私が必死になればなるほど娘は拒否し、
私はイライラして怒りっぽくなっていきました。

そんな状態が長続きする訳もなく、
結局半年で(半年も?)辞めてしまいました。

次の習い事として私が選んだのはピアノでした。
やさしい先生だからと聞いて行ってみると、
開口一番「楽譜は読めないんですか?」と聞かれ、
落ち着きのない娘の様子を見て1分と経たないうちに
「私には無理です」とあっさり言われてしまいました。

以前テレビ番組で、
障害児を相手に根気強く教えている先生を見て、
いたく感動したことがあり、
あっけなく断られてしまった現実とのギャップに
私はすっかり落ち込んでしまいました。

そんな矢先に定例会で聞いた「できてもいいし、できなくてもいい」。
あせる気持ちがスーッとなくなりました。

ありのままそのままの娘を受け入れてほしいと
いつも訴えている私自身が、
実はありのままの娘を認めていなかったのです。

私の勝手な都合で、娘には嫌な思いをたくさんさせてしまったと
深く反省しています。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「やっちゃんがいく&Naoちゃん+なっち」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事