ワニなつノート

無条件の肯定的態度と相互性・応答性のある暮らし (その2)


無条件の肯定的態度と相互性・応答性のある暮らし (その2)


T.《相互行為の性質》



社会生活の個々のエピソードは、三組の相互行為の連鎖からなる。

① 私が・行動する
② 相手が・反応する
③ 私が・解釈する

そして、次に「私が」
あるいは「相手が」行動する

→①→②→③

その繰り返し。

ひとつながりの相互行為。
ひとつながりの応答行為。


     ◇


その繰り返しは、ひとつ、ひとつ、意味を考えながら進めることもできるが、
ほとんどの場合、意識せずに、繰り返している。

たとえば、

① 赤ちゃんが泣く
② お腹がすいたのね・・(と解釈して、行動する)
③ 飲む・・(願いが通じた、とおもう)


① 赤ちゃんが泣く
② お腹がすいたのね・・(と解釈して、行動する)
③ 飲まない・・(ちがう、とおもう)


④ 赤ちゃんが泣く
⑤ ああ、眠いのねと・・(と解釈して、抱っこする)
⑥ 寝る・・(あんしん、あんしん)


その他いろいろ。


ひとつながりの相互行為。
ひとつながりの応答行為。


   ◇


意識せずに繰り返されている、相互行為と応答行為。


それが意識されるときは、突然の中断や、状況を壊すような、「問題行動」がおこるときである。


  ◇


そうか、「問題行動」とは、「相互性と応答性」が、うまくいかないときに、感じること。


お互いに、「うまくいかない」のだから、お互いの行動が、「問題行動」ともいえる。


「問題行動」とは、そんなふうにも、考えることもできる。
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