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ワニなつノート

今日の高校入試の結果(千葉県)

今日の高校入試の結果。

1人は合格(定員越)。

1人は不合格(定員内)。

 

合格した子は、年末から「試験時間延長の署名」をして、千葉県で初めて「1.5倍の試験時間延長」を認められた子。

 

定員内不合格にされたのは、「知的障害」と呼ばれる子。

          □

 

去年も同じだった。

一人は、定員越えで一回で合格。

合格後にはエレベーター設置の手続きが始まる。

一人は、3度の定員内不合格で浪人。

 

定員がオーバーしているなら、千歩譲って、好きに選抜すればいい。点数でもジャンケンでも好きにすればいい。

 

だが、「定員」が空いているなら、中学生の学びたいという希望を捨てるな。

 

          □

 

2月28日、千葉県知事は、《 障害のある生徒等が安心して学校生活を送ることができる環境づくりを推進するため、県立高校のエレベーター設置を県の施工からリース方式に改め整備を加速させます。》と発信した。

 

2月29日には、「 医療的ケア児の特別支援学校への通学に係る保護者負担を軽減するため、 看護師が福祉タクシーに同乗して送迎を行う通学支援体制を新たに構築します。」

 

2024年の今、この状況下で。

公立学校の「定員」が空いているのに、知的障害のある子が、入学を拒否されることが許されるはずがない。

 

国連勧告は、「分離教育の廃止」だった。

「定員内」での「入学拒否」は、さらなる排除、差別だ。

定員内不合格を出す校長は、コンビニコーヒーの大きさをごまかして懲戒免職になった校長よりもずっと恥ずかしい人間だと私は思う。校長が捨てたのはコーヒーやお金じゃなく、学びたいという子どもの希望だ。

私たちの暮らしているこの社会は、まだまだこんなにも露骨な差別・排除が許され続けている社会だ。

いや、それは「露骨な差別・排除」だとすら、まだ認識もされていない、未開な社会だ。

もし「知的障害児」に対する差別排除だと認識されているなら、それは「許されない」行為のはずだから。

 

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