短い報告①
《高校の要望書について》
「重度の障害」の子の「高校は無理」と発言した人との話し合いがありました。
結論から言うと、発言は取り消し、当事者への謝罪もありました。
課長に叱られた、という表現もありました。
県教委としての立場・考え方に変更はない、ということの確認はできました。
でも、それ以上でもそれ以下でもなく…。
今までと変更がない、ということは、「高校に入れない障害児はいない」が、「決めるのは校長」であるということ。
結局、振り出しに戻る…か。
でも、黙っていたら、障害の重い子は定員内不合格であきらめるのが常識になってしまう。
21世紀の定員内不合格は、子ども差別そのものだ。
超少数のもっとも声なき子どもを、99%の同世代から、消してしまうこと。
子どものいじめを、いじめる子どもの権限だとは誰も言わない。
でも、「定員内不合格」を出すのは、校長権限という。
学年全員が、たった一人の子を「無視」するいじめを、「法的に正しい」とは誰も言わない。
高校長が、たった一人の子を「定員内不合格」にすることは、「法的に正しい」と言われる。
定員内不合格にされ子どもには、人権はない、ということか。
定員内不合格にされる子どもには、法律は適用されないということか。
唯一の希望は、子どもが高校生になりたい、という希望をあきらめないでいてくれることだけ。
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