《定員内不合格の説明の不条理》①
□
昨日は、今年最後の県教委との話し合いだった。
そこで、「定員内不合格」について改めて聞いてみた。
『前回の受検で、「学ぶ意欲がない」という理由説明があったが、そもそも学ぶ意欲とはどのように測っているのか?』
『「学ぶ意欲がない」のではなく、学ぶ意欲が《み・と・れ・な・い》という判断です』
???
「学ぶ意欲の有無」をどのように判定するのか、が分からない上に、その「有無」の判定でもなく、《み・と・れ・な・い》のだという。
□
その説明は、丁寧で、適切な説明と言えるか。
※【定員内でありながら不合格を出す場合には、各教育委員会等及び各校長の責任において、当該受検生に対し、その理由が丁寧に説明されることが適切です。(文部科学省通知2024)】
□
そもそも、入学者選抜は【学ぶための能力や適性等を適切に判定し、許可するもの】であって、特別に「「学ぶ意欲の有無」を判定するとは書かれていない。
※【高等学校入学者選抜の実施方法等は、実施者が決定し、高等学校の入学は入学者選抜に基づいて各校長が、その学校に期待される社会的役割や学科等の特色を踏まえ、その学校及び学科等で学ぶための能力や適性等を適切に判定し、許可するものです。】(文部科学省通知2024)
□
「学ぶ意欲の有無」の判定基準は示せず、ただ《み・と・れ・な・い》という理由で、「定員内不合格」にする。
その結果、「不利益」はすべて「障害のある子ども」だけが背負う。だが、それは「障害による不利益ではない」とされる。