《この子の新しい理解のある、
パーソナルネットワークをつくるということ》
私たち家族が生きてきた暮らしを抜きに
この子への正しい「理解」などない
この子が生まれる前から
この子の幸せを分かるという人を
私は信用しない
私はこの子の命と、この子の生きる、
この子の向かい合うものにまるごと向き合ってきた
誠実に向き合ってきた
私とこの子が生きてきた暮らしは
検査なんかじゃ測れない
そんな暇があるなら
私が私の命より大切に育ててきたこの子に
ちゃんと向き合うのが先だとおもう
保育園で3才、4才の子どもたちが向き合い、
応えあってくれた世界を、感じたことのない専門家
そんな専門家、どうやったら信じられるというのか
一年生の教室という「新世界」で起きていることを
あなたは知らない
検査や数字に囲まれて生きている限り
そこに入ることもできないだろう
助けてあげよう、心を理解してあげようと、
上から目線でしか子どもと出会えない人は、
新世界には入れない。
新世界の相互性と応答性と、あなたの世界は無縁だ。
私たち家族にとって、
いまこの暮らしの先に、
この子の「学校生活」がおとずれる
学校の授業を習得するより先に
学校の生活をすることがある。
成長が早い子は、最初から自分の生活を一人でこなし、
授業の中身にすぐに入っていけるだろう
でも、授業という生活になれるまでに
時間のかかる子もいる
「遅れがある」というのだから、
先にやれることを優先して
ひとつひとつ体験して積みあげていくしかない
どの子も、大切な子ども
誰も、生活から分けてはいけない
学校が、そこを分けること、
生活を変えることは、
この子の暮らしを変えること
この子の暮らしを変えることは
家族の暮らしを変えること
それについての考えがなさすぎる
だから、福祉と特支教育には
「遅れを招く環境」が多い
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