ワニなつノート

教えてほしいこと



私にはあなたの援助が必要だと、
子どもに伝えたことが、私はあっただろうか。

「ここを手伝ってよ」と、
子どもに言ってもらうことが、
私にはすごく大事なことだと、
子どもたちにちゃんと伝えてきただろうか

私たちは、障害を持つ子どもたちに、
そのメッセージをちゃんと伝えているだろうか

あなたが障害のためにできないこと、
困っていることを、遠慮しないで伝えてほしい。

私はあなたの抱えている「障害」や「病気」を経験したことがない。
そして、そういう苦労をしている子どもと、
子どもの時にも出会ってこなかった。
だから、私はその経験不足のために
困っていることがいっぱいある。

何より、この社会は長い間、
障害をもって生きている人の声に
耳を傾けることをしないできた。

私たちはその「聞く力」のなさゆえに
知らないままでいることがたくさんある。
あなたを援助する手立ても分からないまま、
手探りしていることがいっぱいある。

どうか、私に教えてほしい
あなたが障害をもったままの姿で、ありのままに
あなたらしく生活していくために
私は何をすればいいのか
何をしてはいけないのか

あなたが障害のあることを恥ずかしいとか、
人としての価値が低いなどと間違わないように。

私があなたにそんなふうに感じさせたりしないためにも、
どうかあなたの思ったこと感じたことを伝えてほしい。
あなたとわたしのために、
そして、これから私が出会うすべての子どもたちのために

あなたがあなたの夢をみつけ、
その夢に向かって必要な手立てを見つけることや
経験を積むことにつきあいたいと思う。
あなたがあなたの生活を、自分の手と、自分の声と、自分の思いで
あなたのまわりの人たちといっしょに創っていけるように。
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