Kyoちゃんの要望事項は、次の一点です。
1・学校生活において必要な医療的ケアを含む合理的配慮を保障し、保護者の付き添い等を求めることなく、普通学級入学を実現させて下さい。
それに対する回答を、《はるこい広場》から転載します。
◇ ◇ ◇ ◇
《バクバクっ子 kyoちゃん 回答受け取り》
2011年6月15日付けで提出されました要望書について、下記のとおり回答いたします。
・ 記
就学指導におきましては、お子さまの障害の状況等について学校が把握することが必要となります。したがいまして、まずは、堀田小学校にお子さまの就学につきまして、ご相談いただきますようお願いいたします。
なお、ご要望の内容につきましては、名古屋市教育委員会といたしましても、お子さまにとってのよりよい就学の場について、名古屋市就学指導委員会等の議論も踏まえ、今後、検討をさせていただきたいと考えております。
* * * *
28日回答を受け取りに名古屋市教委に行きました。指導室長は回答を読み上げ、「要望いただいた内容の回答にはなっていませんがこれからがスタートということです」と言われました。
Kyoちゃんもしっかり回答を聞いていました。Kyoちゃんのお父さんお母さんは、地域の学校の子どもたちのなかで、たくましく育ってほしいと、思いを伝えました。
室長は「子どもたちは正直だから、傷つく言葉を言うかもしれません。イジメがあるかもしれません。そんなことがあったら心配です」
子どもは正直・・・素直に思ったことを口にするでしょう。でもそこが、出会いのスタートなのです。子どもたちはどんどん付き合い方を見つけていきます。頭で考え心配をしてしまうのは大人です。
名古屋で医療的ケアのある子の普通学級就学は初めてということです。来年、kyoちゃんがクラスでみんなに囲まれ楽しく過ごしていますように。初めてだからこそ、他府県の例をみて要望内容を実現してほしいと心から願います。
Kyoちゃん、暑い中お疲れさまでした。市役所の正面玄関から、市教委のある東庁舎まで移動するとき、多くの職員が驚きながらもエレベーターに乗りやすいように気遣ってくれたりします。
市役所でも市教委でも小学校でも、この風景があたりまえになりますように…。
(はるこい広場・・・2011年6月29日)
◇ ◇ ◇ ◇
2年前、流山に同じ「要望事項」を持っていったときの、課長?の対応がまったく同じでした。
『お子さまの就学につきまして、ご相談いただきますようお願いいたします。なお、ご要望の内容につきましては、教育委員会といたしましても、お子さまにとってのよりよい就学の場について、就学指導委員会等の議論も踏まえ……』
ここが、まず間違いです(o|o)
親子が、地域の小学校に行きたい!と決めているのだから、
『お子さまの就学につきまして、ご相談いただきますようお願い』される筋合いではありません。
お願いしたいのは、「就学先の相談」ではなく、「就学先を決めてある子どもの学校生活の支援内容」なのです。
だから、「よりよい就学の場について、就学指導委員会等の議論」などしてほしくないから、「要望書」を提出しているのです。
ってとこから、話をしないと、どこの教育委員会も分からないんですよね(@_@;)
それと、もう一つ。
ワニなつカルタを思い出しました。
《いじめられますよと、真顔で脅す校長先生》
校長先生を、「指導室長」に変えればそのまま、ですよね。
なんで、子どもの親に、こんなことを言えるんだろう?
その「立場」、その「仕事」をしていながら(+_+)
脅しているつもりはないんだろうけど、「つもり」がなくても、相手がどう感じるか、想像力がなさすぎだと思います。
これも日本中、どこも同じですが。
教師とか教育委員会の職業病みたいなものでしょうか。。。
【い】
《いじめられますよと、真顔で脅す校長先生》
校長先生だけじゃなく、就学相談の場でもよく使われる常套句。
アホじゃないかと思う。
「小学校に入ったら、この子はいじめられるんじゃないか」と親が心配していたら、「この学校の子どもたちはいい子ですよ。障害を持つ子をいじめたりしませんよ」というのが校長先生の一番の仕事じゃないのか。
「何かあったら、いつでも相談に来てください」というのが当たり前ではないのかな。
コメント一覧
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yo
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カンナ
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yo
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わろた
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yo
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ありんこ
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