ワニなつノート

「分けられた子ども」と百年後の世界 ④

「子どもの声をきく」の半分は、「子どもの言葉を聞く」。

あとの半分は、子どもの「非言語的な合図をきく」。

           □

それは「身体の声」とか「内臓感覚」といわれてきたもの。

むずかしい話じゃない。

「赤ちゃんの声をきく」ときに母親がしていること。

それが苦手な父親は、「ちゃんと言いなさい」「口で言いなさい」となりやすい。

「泣いてたら分からないでしょ」ともいう。

でも子どもが泣いてたら、「泣いている」はちゃんと伝わっている。

それを聞かず、「ちゃんと言葉にすれば聞く」というやり方が、「子どもの声を聞かない」社会の基礎にある。

 

だから、「言葉」だけで「聞いてはいけないこと」もあると、知っておくのは大事なこと。

「一緒がいいならなぜ分けた」という言葉に応えるために。

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