《思いは通じなかったか》
定員内不合格について考えるとき、いつも私の中に聞こえてくる声がある。
「思いは通じなかったか…」
定員内不合格とは何か?
「あなたには高校で学ぶ価値がない」
「私の判断に間違いはない」
「私が教育するに足る能力と適性が、あなたにはない」
「定員内不合格」とは、試験の結果ではない。
学びたいと願う15歳の子を、切り捨てる教育の志を表す。
40年近く教育の仕事をしてきた校長が、ひとりの子どもの「学びへの意欲と希望」を否定するとき、その教育の志とはどのようなものであったか。その校長の知性とはどのようなものであったか。
「思いは通じなかったか…」というひとことが、その意味を教えてくれる。
「でも、ぼくはあきらめない」という姿勢が、本当の知性と人間性を、私に教えてくれる。
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