《公立高校校長の日本語読解力と人権意識の程度》
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昨日、A君は二度目の「定員内不合格」にされた。
一般入試と二次募集で2回定員内不合格にされた後、「定員内不合格」の理由を校長に聞いた。
(受検生と両親、応援者6名)
印象的な「校長の言葉」を整理してみた。
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Q:「なぜ県の通知(定員の遵守に努めること)を守らないのか?」
校長:「定員の遵守には努めた!」
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Q:「東京や神奈川では定員を遵守し、定員内不合格がないのになぜ千葉では通知を守らないのか?」
校長:「東京、神奈川で定員内不合格0なのは知っている。県教委が進めていない。あの通知では不十分だ。全員入れろとは書いていない」
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Q:「通知には、《受検者数が当該選抜で募集した人員以下の場合においては、特段の理由が無い限り入学許可候補者とし、定員を確保すること》とあるが、今回の特段の理由とは何か?
校長:「・・・」
Q:作文と面接の試験で、県教委は「意思疎通支援」を含めた合理的配慮を認め、校長もそれを確認し「配慮」を認めて試験を行った。そのうえでの2回の定員内不合格は、障害が理由ではないか。文部科学大臣も「障害を理由にした定員内不合格はあってはならない」と言っている。
校長:「障害を理由にはしていない」
Q:県教委は一般入試での「定員内不合格」の後に、再度通知を出し、「定員内不合格者を出す学校」があったことは、「県民の信頼を損ねかねない憂慮すべき事態であり、遺憾」であると言い切り、「第2次募集…を実施する学校においては、…学ぶ意欲のある生徒を定員内不合格とすることの無いよう、対応願います。」と言っている。
その上で、同じ高校を受検し、2回とも「定員内不合格」にされたのは「障害(ダウン症)のある子」ただ一人である。これは「障害のある受験生」に「学ぶ意欲がない」と判断したことであり、「障害を理由にした定員内不合格」としか考えようがない。
「障害を理由にはしていない」
「あの通知では不十分だ」
「全員入れろとは書いていない」
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Q:「地域連携アクティブスクールの説明に、誰も取り残さないとあったが?」
校長:「取り残さないのは、入学者選抜の時でなく、入学した生徒のこと」