ワニなつノート

《35年分の就学相談会の答え合わせ》(メモ①)《安心を習う》

《安心を習う》

まず安心を習う。

家庭と子ども園で安心を習ってきた子どもは、入学して2~3日で安心を確かめることができる。

同じクラスに知っている顔があればなお早く、確かだろう。

            □

「安心を習ったことのない子」は誰だろう?

安心を習ったことがない子とは、「ここに居てはいけない」と言われた子。

たとえば、子ども園で、障害を理由に受け入れを断られることがある。一つ二つの園じゃなく、10以上の園に断れることも珍しくない。

そのとき、「ここに居てはいけない」と言われるのは、子どもだけじゃない。親も「ここに居てはいけない」を思い知らされる。

「子どもを、地域の保育園に入れてあげることもできない」「子どもを守ることができない」、それは「親として、この社会に、居てはいけない」と言われるに等しい。

            □

子どもはそれを見て、聞いて、感じている。親の表情は、自分のせいだと、子どもは感じる生き物だから。

ふだんの生活は安心に包まれていても、こういう状況での「安心を習ったことがない」子ども。

そして、園や学校で、直接「ここに居てはいけない」と言われる子どももいる。

親を守るために、自分から支援学級に行く、という子もいる。

 

       ◇

《35年分の就学相談会の答え合わせ》〜「ふつう学級」と「自立生活」をつなぐもの〜

~6歳の安全が、30年後、50年後の安全でありますように~

2025年1月12日(日)13時半~16時

【写真:仲村伊織】

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