【業務連絡:緊急募集】(その1)
《定員内不合格をなくす院内集会》(2020年1月予定)に向けて。
「当事者の声」と「周囲のことば」を集めたいです。
「当事者」として、もっとも声を上げられない「15歳」を切り捨てるのが「定員内不合格」です。
だから、今まで「存在しない」ように扱われてきました。
それを、いま「明らかに」にしたいと思います。これからいくつかの声を紹介します。それを読んで思い出す言葉を教えてください。短い「一言」でもいいので、教えてください。
本人だけでなく、同級生、きょうだい、担任の言葉でもOKです。よろしくお願いします。
【全国・定員内不合格をなくし高校希望者全入を実現する会】
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《当事者の声 File1》「どうして?」
中学生だった伊織くんは、「合理的配慮」のない入試で不合格にされた。翌年、差別解消に関する調整委員会のあっせんにより「合理的配慮」が行われた。その変化を感じ取り、彼は精一杯、受検に取り組んだ。結果は2回の定員内不合格。その時、彼が生まれて初めて口にした言葉。
「どうして?」。
障害を持って生まれ、6歳の入学の時にも心ない言葉を浴びた。街を歩けば心ない言葉にぶつかる。それでも16年の人生のなかで、「どうして?」を使う場面はなかった。いつも両親が守ってくれたから。4人のきょうだいや友だちや、たくさんの味方がいたから。
だけど、16年の人生で一番の不条理に、彼は「どうして?」と問いかける。
16年の人生をかけて彼が問いかけている「どうして?」。
80も、30も席が空いているのに、座らせてもらえないのはどうしてか。
「不公平などない」という認識から、「不公平がある」という認識への移行はもはや止めようがない。
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