ブログ雑記帳

日々の雑記帳です。オストメイトに関することや、パソコン、散歩など、日々の出来事について気が向いた時に書いています。

法隆寺から慈光院を廻る

2014-01-10 12:43:10 | 散歩
1月2日は法隆寺から慈光院を廻る。

前日の夜、奈良のビジネスホテルで宿泊したが、早朝3時ごろに一騒動があった。
夜中にふと気がつくと、寝ているベッドの布団の窓際近くがかなり濡れている。
どうやら窓の上の梁から、水滴が布団の上に垂れているようだ。
風呂の戸をあけていたため、部屋に湯気が入り、
窓ガラス近くの冷気に冷やされて結露したのが原因らしい。
梁だけでなく窓自体や周りの壁も水で濡れていた。
必死にタオルで梁についた水をふき取り何とか一夜を過ごしたが、やや寝不足。

このホテルも近鉄の線路の直ぐ脇に位置しているので窓から近鉄の電車がよく見える。


ビジネスホテルの朝食は文字通りのコンチネンタル・ブレックファストでパンとコーヒーだけ。
安いので文句は言えないが。

JR奈良駅までタクシー。徒歩15分なので歩いても良い距離。
JR大和路線にのり法隆寺駅で下車。バスで法隆寺へ。
南大門から入る。

法隆寺の境内は広い。
中門は飛鳥時代のもの。左右の金剛力士像は奈良時代のものだが日本最古。

中門の中が西院伽藍。
西に五重塔、東に金堂。いずれも飛鳥時代のもの。


金堂の中には飛鳥時代などの古い仏様が安置されている。

奥の大講堂は平安時代に落雷で焼失して再建されたもの。

金堂や五重塔に延焼しなかったのが不幸中の幸いかもしれない。
平安時代の薬師三尊像や四天王像が安置されている。
西院伽藍の回廊は大部分奈良時代のもの。


西院伽藍の東の大宝蔵院は平成に建てられたもので有名な百済観音や夢違観音、玉虫厨子、橘夫人厨子など多数の社宝を公開している。


いったん南大門から境内の外に出て昼食をとってから、再び境内に入り、
東大門から東院伽藍へ。


八角形の夢殿は飛鳥時代の建物。
秘仏の救世観音などが安置されている。

隣の中宮寺に回る。
本堂は1968年に建てられた和風の現代建築。

本尊は飛鳥時代の木造菩薩半跏像。天寿国繍帳の残闕も貴重なものとのこと。


法輪寺は中宮寺から徒歩15分。

ここも飛鳥時代に創建された寺とのこと。
三重塔は日本最古だったが1944年の落雷で焼失して再建されたもの。

金堂は江戸時代の再建。

講堂も江戸時代の再建。講堂には飛鳥時代の薬師如来などの仏様が安置されている。


徒歩10分で法起寺。

三重塔は706年建立で現存最古のもの。本堂は江戸時代再建。


収蔵庫には平安時代の十一面観音菩薩立像が安置されている。

法起寺から慈光院に向かう。徒歩で20分以上。
慈光院は江戸時代の大名で茶人の片桐石州が創立した禅宗の寺。
寺としてよりも境内全体が一つの茶席として造られている。

坂道を上がって一之門をはいる。
茨木門までの暗い参道は印象的。

茨木門は慈光院の山門で茅葺き。

重文の書院は農家風。入母屋造の茅葺屋根。

書院で抹茶をいただく。

書院からの奈良盆地の眺望が素晴らしい。

庭園は白砂の中にツツジなどの大刈込があり、その向こうには奈良盆地が広がる。

茶室も重文。

本堂内の天井には墨絵の龍が描かれていた。鳴き竜をやってみた。

帰りはJR大和小泉駅までバス。JR大和路線にのりJR奈良駅で下車。
三条通りで夕食を取り近鉄奈良駅から近鉄で新大宮駅まで戻り、元のビジネスホテルに帰る。