てんとう虫の歳時記 2

主に狭山丘陵の野鳥、昆虫、植物などを写真を中心に綴ります。

クロコノマチョウ 夏型

2012年09月10日 22時34分24秒 | インポート



毎年発生するここの場所・・・気にして探していたのだが・・・
やっと今日見つけた。

暗いところが好きでじっとしている。
夏型は秋型に比べると小さくて翅の形のギザギザが違う。

ジャノメチョウ亜科の中でもこれらコノマチョウの仲間は特に異端であり、他にはシロチョウ科にしかない「脚の爪が二分する」形態を持つ。

静止時にを開かないのはジャノメチョウ科らしい点である。

気温も下がった薄暮時には水を得た魚のように活発に活動する。 日中はの成虫は里山の疎林や開けた竹林の枯れ草や落ち葉の間に息を潜める。



アサギマダラの移動ルートが判明

2012年09月10日 21時09分41秒 | インポート



上の写真は9月7日に、ここのブログに「マーキングされたアサギマダラ」というタイトルで載せたものだ。

ウィキペディアには次のように書かれている。

アサギマダラの成虫は1年のうちに、日本本土と南西諸島・台湾の間を往復していることが知られている。

ただし北上する個体と南下する個体は子孫の関係で、同じ個体が移動する渡り鳥の移動とは異なる。

移動の研究は、捕獲した成虫の翅の半透明部分に捕獲場所・年月日・連絡先などをマジックインキで記入(マーキング)、放蝶するという方法で個体識別を行う。

このマーキングされた個体が再び捕獲された場所・日時によって、何日で何 km移動したか、あるいは同所で捕獲した場合何日そこに居たかが分かる。

調査のための『アサギマダラネット』[3]インターネットによる電子ネットワークがあり、その日のうちに移動情報が確認できることもある[4]


この「オオシマ 8/20 OHM-041」とマーキングされたアサギマダラのことを伊東市の昆虫研究家の方に写真を添えてお話しした所、このチョウの飛行ルートが明らかになった。

お忙しいなかを大変お世話をお掛けしてしまった。

Mさんはじめ、調べて下さった方々に感謝致します。

以下がその情報だ。(氏名は伏せさせて頂いた)

【移動情報】
 標識:オオシマ 8/20 OHM-041
 標識場所:<wbr style="color: rgb(34, 34, 34); background-color: rgb(255, 255, 255); ">東京都大島町元町御神火スカイラインの標高およそ500m地点
 標識日:2012年8月20日、15:02
 標識者:大□森□
 備考:性別:♂、鮮度:M
    ↓
    西方向に18日間におよそ40km
    ↓
 再捕獲場所(撮影場所):静岡県伊豆市遠笠山山頂
                (標高1192m)
                北緯34°52′43″ 東経139°01′56″
 再捕獲日(撮影場所):2012年9月7日
 再捕獲者(撮影者):□塚□
 備考:撮影のみ、写真あり  

「大島町元町御神火スカイラインの標高およそ500m地点」とはどんな所だろう。
早速調べてみると・・・

如何にもアサギマダラが飛んでいそうな所だ。
この辺りから40km西の伊豆半島の遠笠山まで飛んできたのだ。

翅が少しも傷んでいないのに驚かされる。


遠笠山の山頂付近。