アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

わが家のピアノ その4

2005年11月11日 | ピアノ全般
ピアノは、全体的に落ち着いていました。
ただ、高音部を打鍵すると、
キンキンという音を出すようになりました。
年齢は20歳を越えていました。

調律の際、調律師さんにうかがってみたところ、
ハンマーが摩耗してきているとのこと。
(もう少し違った言葉だったと思うのですが、
 正確な言葉を思い出すことができません…。)
ハンマーのみの交換も可能だということなので、
詳しい説明をしていただきました。

当面気になるのは高音部だと思いますが、
かといって、低音部が大丈夫というわけでもありません。
そうなると、時間差はあるものの、
いずれは大部分のハンマーを入れ替えることになりそうです。

どうしようかと考えていた頃、
大規模な中古ピアノフェアの招待状をいただきました。
まだ、最初の先生に習っていたときのことです。

会場が新宿だったので、行ってみることにしました。

たくさんの中古ピアノが、広いフロアに所狭しと並んでいました。
気になるピアノは、じっくり見て、キータッチを確認したり…。

当然のことながら、新品のピアノの展示コーナーもありました。
何気なく、一番流通しているモデルの鍵盤に触れてみたところ、
ものすごく手応えが良く、
私はそのピアノの前で立ち止まってしまいました。
アップライトでも、ここまでの感触があるのだと、
ちょっと感激でした。

招待状の発信元の楽器店担当者とお話してみたところ、
かなりお値引きしていただけるとのこと。

これから先もずっと使っていくこと等を考えて、
主人とも相談して…。
でも、その場では答えを出すことができませんでした。

家に帰ってから、もう一度考えて・・・・・。
結局、新しいピアノを買うことに決めました。

契約から、実際にピアノが納品されるまでには、
多少の日数がかかりました。

わが家にあったピアノは、買い取り対象外だったので、
本来ならば引き取りにかかる費用が発生します。
しかし、そこはサービスしていただけることになりました。

わが家に新しいピアノがやってきました。
それまで使っていたピアノには、
「ありがとう」と言って、送り出しました。

調律してもらうまでの2日間は、
マトモに弾くのは控えようと思い、
でも、ちょっとだけ触れてみることに・・・

えっ!?
展示場で感じたキータッチとは、全然違うのです…。

ピアノ搬入の翌々日に、調律師さんがいらして、
調律と調整をしてくださいました。
その際、鍵盤のことをうかがってみたのですが、
「どれも同じ」という答えが返ってきました。

後から・・
気に入ったピアノがあれば、製造番号を控えておいて、
その番号で発注、搬入してもらうようにしなければならない
とのことを知りました。
無知でした。。。

このピアノ。
わが家の環境に、なかなか馴染んではくれませんでした。
音は見事にバランバラン。
普通、新しいピアノは3年くらい経つと落ち着くらしいのですが、
わが家のピアノは、3年経っても、まだ不安定…。

わがままなのかな?
それとも、居心地が悪いのかな?
弾き手が不満?

そのうち、どうもキーが少し深めであるという確信を持ちました。
その次の調律を予約するときに、
電話でその旨を調律師さんに伝えておきました。

実際に計ってみると、確かに全体的に1ミリ程度深いのです。
キーによっては、もう少し深いものも…。
なので、そこでキーの深さの調整もお願いすることになりました。
全体的に10ミリで統一していただき、とても弾きやすくなりました。

わが家に来てから5年程で、
ようやく、わが家に馴染むようになったピアノです。

現在6年目のピアノ。
これからも、ずっとよろしくね♪