アンダンテ ~私の歩幅で~

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鳥インフルエンザ

2005年11月14日 | 雑記
秋から冬にかけては、
風邪をひいたり、インフルエンザにかかる人が多くなります。
この冬は、それに加えて「鳥インフルエンザ」の心配も大きいです。

鳥インフルエンザとは・・・
鳥類がかかるA型インフルエンザの一種。
生きた病鳥や、鳥の内蔵、排泄物に接触することで、
鳥から人間へも感染する可能性があります。
人間が発病した場合の致死率は5割を超えるとか。

今のところ、人から人への感染は確認されていないそうですが、
人間の体内などで変異して空気感染力などを持つ
新型インフルエンザになると、大流行する恐れも出てきます。

過去の例では・・
1918年のスペイン風邪による死者は、およそ4千万人。
1957年のアジア風邪、1968年の香港風邪の犠牲者は、
合計150万人とも450万人とも言われています。

世界保健機関(WHO)によると、鳥インフルエンザでは、
10月までに、アジアで合計62人が死亡したとのこと。

世界の多くの国が警戒を強め、アメリカも既に莫大な予算を取っています。
日本の国としての対策は、まだ消極的なように思えます。

国レベル、都道府県レベル、区市町村レベル、
それぞれにおいての対応が期待されますが…。


ウイルスが、海外から日本へ侵入するルートとして考えられるのは・・
 ① 輸入鳥類を介するルート
 ② 渡り鳥や野鳥を介するルート
 ③ 海外の発生国から肉や卵を輸入することによるルート
 ④ 海外の発生地から人間が持ち込んでしまうルート

① 輸入については、輸入検疫で監視されています。
  (違法な輸入については「?」です。)
② 鳥やそれらの糞との接触を避けること。
  気付かない接触もあると思うので、
  心配されるエリアには足を踏み入れない方が無難でしょう。
③ 鳥インフルエンザが発生した国からは、
  生きた鳥類およびその肉や卵の輸入が禁止されているはずです。
④ ウイルスは目に見えないので、人間が衣服や履き物、持ち物に
  ウイルスを付けて持ち込む可能性はあると思います。
  必要がなければ、発生地には足を踏み入れない方が無難でしょう。
  特に、発生地の農場等の訪問は避けるべきだと思います。


風邪とインフルエンザは、別物です。

風邪は・・
「かぜウイルス」が原因で、けだるさ、くしゃみ、鼻水、咳、
痰、微熱、頭痛、腹痛、下痢、関節の痛み、等々、
の症状が現れる「症候群」です。
風邪薬は、風邪の諸症状を和らげる程度で、
「かぜウイルス」そのものには効果がないので、
きちんと治そうと思ったら、病院でお薬を処方してもらうのが、
回復への近道でしょう。
たいてい数日で治ります。

疲労の蓄積を「風邪」と称することもありそうです。
こちらは、十分な休養と栄養でしょう。

インフルエンザは・・
「インフルエンザウイルス」によるもの。
こちらは、急な発熱(それも高熱)や関節の痛み等、
いきなり症状が現れることが多いと思います。
風邪に比べると、患者本人は苦しいと思います。
インフルエンザかも、と思ったら、
即病院へ行き、お薬を処方してもらいましょう。


基本的なことですが、
外から帰ったら、まず、手荒いとうがいをすることで、
かなりの予防にはなると思います。

それと、十分な水分補給もお忘れなく。

自分の身は自分で守ろう!