アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

ミシェル・ベロフ氏の言葉

2006年07月25日 | ピアノ全般
 
本日放送のスーパーピアノレッスン。
「フランス音楽の光彩」の総集編ということで、
今までの抜粋と、生徒の皆さんのご感想、それに
ミシェル・ベロフ氏のメッセージと演奏が放送されました。

どこをとっても役立つことばかりで、
とても内容の濃い番組だと思います。

その中から、特に心に響いてきた
ミシェル・ベロフ氏の言葉を
ここに書き留めておきたいと思います。

表情をつけすぎない。
やりすぎていれば、それは曲の情感に引きずられている証拠。
音楽はリアルな存在ではないから、弾く音の信念が大切です。
冷静に曲の内部を見てはじめて自分の言葉で話せるのです。


私レベルのピアノ弾きがどこまで・・・とも思いますが、
曲を理解して、それを表現することには変わりないと思います。

音楽が好き。
その曲が好き。
ピアノを弾くのが好き。。。

力不足

2006年07月25日 | ピアノ全般
先日、ピアノの先生とお話ししている中で、先生が、
「ピアノは男性向きの楽器だと思うのよね・・」
と、おっしゃいました。

男性は、何気なくポンと鍵盤を指ではじくだけでも、
女性では真似できないような素敵な音色を
簡単に出すことができること。
その上、何と言っても、
ダイナミックな演奏が可能だということ。

先生は、ジェスチャーを交えて、
「男の人は、このくらいの表現が可能ですが、
 女の人は、このくらいが普通で・・・」
と、続けておっしゃいました。

私なりに翻訳すると・・
男性は36色のクレパスで、
メリハリのある絵を描くことができますが、
女性は24色のクレパスを使うのが普通はやっと・・・
という感じでしょうか。

どうしても、「力」の差というものがありますから。

大きなホールになればなるほど、
男性の力強いピアノの音色は、とてもよく響くとのこと。

繊細なテクニックも要求されますが、
コントラストがハッキリしている方が、
どうしてもインパクトが強くなります。

プロであれば、なおさら気になるところなのでしょう。

今回の私のブラームスでも、
私の「力不足」というものがありました。

普段の楽しみならば、何の問題もありませんが、
人前での演奏を考慮すると、
その辺の「力」を考えないわけにもいかないようです。

やはり人前で弾く曲を決める時は、
もっと多くのことを考慮して選曲することが大切なのだと、
改めて思いました。

力不足は、文字通り、力不足なのです。

ニワトコ (接骨木 / 庭床)

2006年07月25日 | 誕生花
   

<7月25日の誕生花>
  ニワトコ
   ・吸葛(すいかずら)科
   ・学名 : Sambucus sieboldiana
         Sambucus = ニワトコ属
         sieboldiana = 日本植物の研究者
                  「シーボルト」さんの
   ・原産地 : ヨーロッパ、アジア
   ・英名 : Elder-Tree

<花言葉>
  熱心、熱中、熱狂、憐れみ

今日の誕生花、ニワトコの
花色は、白です。

開花時期は、4月頃。
春に白い花をつけ、夏に赤い実をつけます。

「接骨木」を、そのまま素直に読んで
「せっこつぼく」とも呼ばれているようです。

解毒、接骨などの薬効があるそうです。
葉や茎を煎じた汁が、薬用になるとか。

家を災厄から守り、金属の食器から毒を消す
とも言われています。

また、この木を栽培すると、自分の家で死ぬことを
保証されるとも信じられていたそうです。
(いわゆる「畳の上」ですね。)

オオマツヨイグサ (大待宵草)

2006年07月24日 | 誕生花
   

<7月24日の誕生花>
  オオマツヨイグサ
   ・赤花(あかばな)科
   ・学名 : Oenothera biennis
         Oenothera = マツヨイグサ属
         biennis = 越年生の,二年生(草)の
   ・原産地 : 北アメリカ (欧州で作られた園芸種との説も)
   ・英名 : Evening Primrose

<花言葉>
  ほのかな恋、秘めた情熱、愛の祈り

今日の誕生花のオオマツヨイグサは、
花色は淡黄です。

夏の夕方に開花します。
よく「月見草」の名前でも呼ばれています。

でも、本当の月見草は、花色が白なのです。
待宵草と月見草・・・ちょっとややこしい。。

アドリブな1日

2006年07月23日 | 雑記
昨日に引き続き、今日もイベントのお手伝いでした。
朝方降っていた雨も上がり、日中は薄日も差すくらいでした。
皆の行いがよかったのですね。(^^♪
私は、何とな~く日焼けっぽくなってしまったワ。。。

2日目なので、実は少し早めに切り上げる予定でした。

ところが、午後になってから人出が多くなり、
予想外のてんてこまい!!

小学生の男の子から80歳代のおばあちゃままで、
多くの方々に生け花を楽しんでいただくことができました。

若い学生さんなどは、「ずっと興味があったんです」
とおっしゃる方も多くて、とても嬉しかったです。

皆さん、最初はオソルオソルなのですが、
中心のお花を入れるあたりから自主的に考え始め、
最後には、自分からどんどん生ける方がほとんどでした。

個々の人とは短い時間ではありましたが、
多くの人々と素敵なふれあいができて、
とても有意義な2日間でした。

大先生から、「また来年もお願いね」と言われ、
疲れが吹っ飛んでいくような気持ちになりました。

ジンジャー

2006年07月23日 | 誕生花
   

<7月23日の誕生花>
  ジンジャー
   ・生姜(しょうが)科
   ・学名 : Hedychium coronarium (白色ジンジャー)
         Hedychium = シュクシャ属
         coronarium = 花輪に使う(適した)
   ・原産地 : インド、マレー半島
   ・和名 : 花縮紗(はなしゅくしゃ)
   ・英名 : Ginger lily

<花言葉>
  慕われる愛、無駄なこと、信頼、あなたを信頼します

今日の誕生花のジンジャーは、
花色は紅、橙、桃、黄、白と、複数色あります。

「ジンジャー」は「生姜(しょうが)」の英名です。
白い百合(ゆり)のような色の花の様子から
「ジンジャーリリー」と呼ばれ始め、
それが次第に「ジンジャー」に短縮されました。

花には強い芳香があり、香料の原料にも使われるとのこと。

英語の「ジンジャー ginger」は「ショウガ」と訳されますが、
すり下ろして薬味などに使うショウガとは違います。

ハーブティーに用いられるジンジャーは、
今日ご紹介のジンジャーだと思います。

ジンジャーなどの香りと味をつけて、カラメルで着色した
炭酸飲料のひとつに「ジンジャーエール」があります。
ノンアルコール飲料ですが、どちらかというと
大人に好まれている飲料だと思います。
元々は、上面発酵ビールにショウガの絞り汁を加えたものだとか。

こちらのジンジャーは、
どちらのジンジャーが使われているのでしょうね?
「ショウガの絞り汁」という文字を目にしてしまうと、
薬味に使われるショウガのイメージがありますが…。
(調査不足です・・・m(_ _)m)

最初に「じんじゃー」と入れたつもりで変換したところ、
実はタイプミスをしていて、
「神社pー」と出てきたのには、ちょっと笑えました。
(「p」が余分に入っていただけなのですが。。。苦笑)

人前でのパフォーマンス

2006年07月22日 | 雑記
いつもお華を習っている友人宅の地域では、
今日と明日、町内会のお祭りです。

そのお祭りとは直接関係はありませんが、
いつもお世話になっているお花屋さんでも、
お祭りに合わせて、開店記念行事の企画があります。

内容としては・・
お抹茶とお干菓子のサービスと、
生け花の無料体験というものです。

私もお手伝いスタッフの一員として参加しています。

人集めの意味で、まず、自分たちでお花を生けました。
私はいつも基本型ではない型で生けることが多いのですが、
今日と明日は、初心者にも生けてもらうということもあり、
最初の一歩の基本型で生けることにしました。
(見て、理解しやすい、ので。)

ということは、当然、人が行き交うすぐそばで、
お花を生けるわけです。

始める前は、ちょっとした緊張感があったものの、
水盤を前にして、花材と向き合ってみると、
周囲のことは全く気にならなくなりました。
周囲の雰囲気はわかりますし、視線も感じますが、
それによって私自身が変化してしまうことは
全くなかったということです。

今まで私が経験してきた生け花は、
常にアドリブの世界のように思います。
花材と向き合ってはじめて、
何をどうするかが決まるからです。

もちろん、花材全体をザッと見て、
私なりのイメージを、まず造り上げるのですが、
花材ひとつひとつを手にとった時、
初めて具体的にどうするかが決まります。
それぞれの花材の主張もあるので、
思い通りにならないこともありますしね。

また今日は、初めて「教える」という立場にもなりました。
これがまた難しいのです。

その人がやろうとしていることを生かしながらも、
型の範疇に収まるよう、
具体的に説明をしなければならないからです。
ここが曖昧だと、理解してもらえませんから。

明日もう1日あります。
今日、あまり上手に説明できなかったことを、
明日は、もっとわかりやすく説明できるようにしたいです。

ナデシコ (撫子)

2006年07月22日 | 誕生花
   

<7月22日の誕生花>
  ナデシコ
   ・撫子(なでしこ)科
   ・学名 : Dianthus superbus var. longicalycinus
         Dianthus = ナデシコ属
         superbus = 気高い、堂々とした
   ・原産地 : ヨーロッパ、アジア
   ・別名 : ヤマトナデシコ (大和撫子)、
        カワラナデシコ (河原撫子)、
        ダイアンサス
   ・英名 : Pink

<花言葉>
  いつも愛して、思慕、純愛、才能、無邪気、純粋な愛、
  大胆貞節、お見舞、快活、女性の美

今日の誕生花、ナデシコの
花色は、薄紅です。

中国から平安時代に渡来したナデシコを
「唐撫子(からなでしこ:石竹)」と呼ぶのに対し、
在来種を「大和撫子(やまとなでしこ)」と呼びます。

秋の七草のひとつでもありますね。

花の可憐さから、「愛しい子」の意味で「撫し子」です。
「撫で」は愛撫という意味です。
「形小さく色愛ずべきで愛児に擬す(万葉集)」から
この名前がつけられたようです。

ダイアンサスは、ギリシア語のダイオス(神聖な)と
アントス(花)の両方が語源とのこと。

英名は「Pink」。
英和辞典を引いてみました。
すると、一番最初に「ナデシコが原義」と出てきました。
今までも目にしていたかもしれない一文ですが、
私の記憶に留まることはありませんでした。
この機会に、ようやく記憶として残ることになりそうです。

フジ子・ヘミングさんでも・・

2006年07月21日 | ピアノ全般
最近ようやく度胸がついてきて、
演奏会でもそんなにドキドキしなくなった。
最初のうちは、ほんとうにお客に受けるかが心配で、
間違ったらすぐ私をバカにして帰っちゃうんじゃないかと考えて、
とても恐ろしかった。
芸術とは精神の積み重ねで、
見る人に感動を与えるものなんじゃないかしら。


<フジ子・ヘミングの「魂のことば」 より>


フジ子・ヘミングさんがマスコミに取り上げ始められた頃。
本番前、舞台の袖で左右の手指を組んで、
お祈りしていたフジ子・ヘミングさん。
その時の言葉は、「口から心臓が飛び出そうよ」
というようなものでした。

フジ子さんでも上がる。
そうわかると、私ごときが上がるのも当然のように思えました。

上がることは悪いことではないのだとも、思いました。
また今でも、そう思っています。

ただ、人前での演奏を大きな目的とするならば、
私には足りないものが、まだたくさんありそうです。

おそらく、楽しむための努力が、私には
まだまだ足りないように思います。

何も考えないから楽しいのではなく、
考えるからこそ楽しいのですから。

でも、普段は・・
気楽に楽しむことも大切なのは、もちろんだと思います。

どれもが音楽ですもの。

ピアノのレッスン(7月2回)

2006年07月21日 | ピアノ全般
昨日はピアノのレッスンでした。

ハノン 21~31番
 前回より少しテンポアップして、腕を使って…。
 腕の使い方がよくわからない私は、
 まず、腕の使い方についての質問をしました。

 無理に使う必要はなさそうですが、
 腕を固めずに、流れの中で自然に動くような感じです。
 また、自分なりに良い使い方をさぐり、見つけ出すのも、
 楽しい作業のように思います。

 21~31番を通しで先生に聴いていただくのは、
 今回で一段落です。
 次回は、32番~スケールの前まで、
 以前は抜かした部分をカバーしていきます。

 課題であるなしにかかわらず、
 日々の練習の中では、ウォーミングアップとして、
 私に定着しているハノンです。

ツェルニー30番 21番
 半音階のスケールのようなメロディーが、
 どうもイマイチ、イマニ、滑らかにいきません…。
 狭い中での指遣いも、まだぎこちないようです。

ドビュッシー 「沈める寺」
 1ページだけ何となくでした。
 2ページ目は、この曲一番の難所のようです。
 10度は、届かなければパラパラとバラけてもOKとのこと。
 ただその際、一番上の音はきちんと出すように気を付ける!

 譜読みは、2ページ目の難しいところは後回しにして、
 その先の弾きやすいところを先に進めることになりました。



次回のレッスンまでは1ヶ月ほど空きます。
その間、よければ・・・ということで、
ショパンのワルツ「遺作」(作品番号なし)
の楽譜もいただきました。

その他、まだ弾いていないインヴェンションも、
できたら・・・とのことでした。(;^_^A



ジャズとクラシックの融合のようなカプースチンの曲が、
とても素敵だというお話しをうかがいました。
ただ、まだ楽譜があまり出回っていないようなので、
また様子を見つつ・・・とのことでした。

あまり知識のなかったカプースチンについて、
少しですが知ることができたので、よかったです♪