アンダンテ ~私の歩幅で~

季節のこと、音楽のこと、誕生日シリーズなど

鼈 甲

2009年09月04日 | 誕生石
息子が小学生の頃、
理科の授業で「べっこう飴」を作ったことがあります。

お砂糖は、各自が家から持ち寄りました。
息子は「グラニュー糖」の係。
いろいろな種類のお砂糖で試してみたらしい。

作った飴を、息子は持って帰ってきました。

透きとおったべっこう飴は、スゴクきれい。
口に入れると、ふわりとカラメル味が広がって、
なんだか、とってもしあわせな気分になりました。

話を聞くと、実験の様子はとても楽しそう。

小さいけれど、味わい深い思い出の一つ。


■9月4日の誕生石

   鼈甲 (べっこう)
     予知能力

 ・英 名tortoiseshell
 ・和 名鼈甲(べっこう)
 ・モース硬度2.5
 ・産 地インドネシア、西インド諸島など

べっこう。
南洋諸島等、温かい海に生息する
タイマイ(海がめの一種)の背中の甲羅。

地は、暖色の半透明の黄金色。
その上に、濃褐色の斑紋や枠状の模様がついています。


甲羅をあたためて、平らにのばし、
背ばりを削り落としてから、研磨・成形します。

形になったべっこうには、
ガラス光沢や樹脂光沢があります。


べっこうは加工し易いため、日本では、かなり古くから
工芸品や装飾品の材料として親しまれてきました。


現在は、タイマイが絶滅危機状態であることから、
べっこうの輸入が禁止されています。

そのため、本物は手に入りにくく、
価格も上がって、高級品となっています。


ところで、鼈甲の「鼈」の字。
これは「すっぽん」と読みます。

   パソコンだったら「すっぽん」と入れて
   漢字変換してみてください。(^^)


時は江戸時代。
庶民が贅沢品の規制を受けるようになった頃、

庶民は「これはタイマイではなくて、スッポンなんです」
と言い張ったそうな。

それからは、
「鼈甲」という言葉が、すっかり定着しているのです。

現代では、スッポンも高級品だったりして……。


★パワーストーン効果★
生物の一部であるべっこうは、愛情で満ちあふれています。
富と幸運を引き寄せる力があります。。
妊娠や出産のお祝品にも合うと言われています。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)


    
■9月4日の誕生花 : ダイコンソウ、他
■9月4日の誕生色 : ビリジャン
■9月4日の誕生果 : 甲斐路

ダイヤモンド原石

2009年09月03日 | 誕生石
宝石の原石って、どんなかしら?

一見、普通の石ころみたいだとか?

見る目のある人に見つけてもらって、
磨かれると、綺麗な石になって、
さらにはカットされて、いわゆる宝石になれる。


人間もみんな、それぞれに、
“原石”を持っていると思います。

原石を見つけ出すのは、
自分自身だったり、周囲の人だったり・・・ですが。

必ず何かは持っているから、
何かにピンときたら、自分の中を見てみると、
思わぬものが見つかるかもしれませんよ。


そういう私は、原石か石ころか何か、
よくわからないものを磨いているような気がする……。

まあ、もし単なる石ころだったとしても、
磨いてキレイになったなら、
ちょっと素敵かなぁって思ったりもして。。(^^)


■9月3日の誕生石

   ダイヤモンド原石 (diamond)
     誕生の秘密

 ・英 名diamond
 ・和 名金剛石(こんごうせき)
 ・モース硬度10
 ・産 地オーストラリア、南アフリカ、ロシアなど

ダイヤモンド原石。
炭と同じ炭素からできている鉱物。

そうなんですよね。
ダイヤモンドって炭素なですよね。

旧約聖書の出エジプト記によると、
紀元前1200年頃、すでにダイヤモンドがあったようです。

そんなに古くから、認められていたにもかかわらず、
特別な宝石として取り扱われるようになったのは、
わずか数百年前くらいからのことらしい。

それというのも、ダイヤモンドが硬すぎて、
思うような処理ができなかったからなのです。

技術が進歩して、ようやく、
ダイヤモンドの真価を発揮できるようになったのですね。

現在のように高価な宝石として扱われるようになったのは、
20世紀に入ってからなのだとか。
(とっても意外でした~!)

ダイヤモンドという名前は、ギリシャ語で
「征服する」という意味の damazein に否定辞 a が付いて
「征服し難い」という意味の語句に由来します。

つまりは、「硬すぎて、扱いが難しい」わけですね。


透明度の高い美しい宝石であることを、
何千年もの間、ずっと知られていなかったダイヤモンド。

今では、誰もが認めるダイヤモンド。

宝石になれるか否かは、
気づいてもらえるか否か、に等しいように思います。


★パワーストーン効果★
精神的にも肉体的にも、パワーを高める効果があるようです。
眠っていた才能に気づき、自信を持ち、才能を発揮し、
目標を達成するようにサポートしてくれます。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)


    
■9月3日の誕生花 : ヒョウタン、他
■9月3日の誕生色 : ホーリーグリーン
■9月3日の誕生果 : 高 尾

そーっと近づいて・・・わっ!

2009年09月03日 | ピアノ全般
現在練習中のドビュッシー「アラベスク 第2番」で、
私の苦手な箇所の一つが、ココ!

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音は上昇していくのに、ダイナミクスはデクレッシェンド。

ようやく、どうにか、感覚がつかめたような気がします。


誰かの背中に向かって、足音を立てないように・・・
   そーっと近づいていき、わっ!

と驚かせるときのような雰囲気に近いでしょうか?


足音がしないように注意しながら、ココロはドキドキ。

ある程度近づいたら、あとは一気に
   ぁ~だっ♪  ・・・みたいな。。(^^♪

シルバー・セミバロック・パール

2009年09月02日 | 誕生石
シルバーって、どんな色?

シルバーは「光沢のあるグレイ」と定義されています。

白と黒の間にあるグレイは、「無彩色」の仲間です。
どのようなグレイも、みな、無彩色なのですが、
何がしかの色みを感じることも多いのでは?

無彩色の定義からは外れてしまうかもしれませんが、
グレイという色は、もしかしたら、
一番ヴァリエーションの多い色なのかもしれません。

そこに、光沢が加わったのが、シルバーです。


今日のあなたは、何色気分?


■9月2日の誕生石

   シルバー・セミバロック・パール
   (silver semi-baroque pearl)
     勝ち取る愛

 ・英 名silver semi-baroque Pearl
 ・和 名真珠
 ・モース硬度3.5 - 4.5
 ・産 地オーストラリア、インドネシア、ミャンマー
フィリピン、タイ、日本、など

シルバー・セミバロック・パール。
銀色に輝く真円ではない真珠。

バロック・パールは、一律な球形ではなく、
一粒一粒個性のある形をした真珠です。

セミバロック・パールは、
バロック・パールよりも真円に近い形をしています。

真珠の形の元になる真円の核を使っても、
母貝の「真珠袋」の中で成長する真珠ですから、
人間の思う通りにはならないこともあるのです。

母貝のバランスの崩れや、
真珠袋の中に他の細胞が入り込むことにより、
(セミ)バロック・パールになるといわれています。

少し外れると思いますが、動物だったら、
“元気な赤ちゃん”といいたくなるところですが!?

真珠の色は、ホワイト、クリーム、シルバー、ピンク、
イエロー、ブルー、ブルーブラックなどがあります。

ピュアなホワイトではなく、黒の色みがうっすらある真珠が、
シルバーだと思います。

不透明で、独特の真珠光沢があります。
ピカピカではなく、あたたかな輝き。


シルバーは周囲の物の色を映するので、
その時々で、いろいろな色を楽しむことができます。

“色がない真珠”ではなく、
周囲の色にとけ込むことができるのが、
シルバー・セミバロックパールなのですね。


★パワーストーン効果★
母貝に守られ少しずつ成長する真珠には
「守護」のパワーがあります。
周囲と同調したいとき、大きな助けになりそうです。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)


    
■9月2日の誕生花 : マリーゴールド、他
■9月2日の誕生色 : 牧草色
■9月2日の誕生果 : 巨 峰

タンザナイト

2009年09月01日 | 誕生石
「ティファニー」と聞いて、
あなたは、何を思い浮かべますか?


私が「ティファニー」という言葉を初めて耳にしたのは、
いつのことだったかしら?

『ティファニーで朝食を』という映画のタイトルが、
「ティファニー」との最初の出会いだったと思います。

てっきり、レストランだと思いました。

その後、「ティファニー」が世界的にも有名な
宝飾品と銀製品のブランドであることを知りました。


1967年、タンザニアで発見された
透明感のある青紫色の鉱物、ゾイサイト。

このゾイサイトを、当時のティファニー社長が
「タンザナイト」と名付けました。

その後、タンザナイトは宝石名として定着し、
もともとのゾイサイトは、鉱物名として使われています。


そのような経緯を持つ宝石タンザナイトって・・・


■9月1日の誕生石

   タンザナイト (tanzanite)
     誇り高き人

 ・英 名tanzanaite
 ・和 名黝簾石(ゆうれんせき)
 ・モース硬度6 - 6.5
 ・産 地タンザニア

タンザナイト。
透き通った淡い夜の色が魅力的な石。

タンザナイトが産出される場所は、かなり限られているのですね。
タンザニアにあるメレラニ鉱山が唯一みたいです。

発見されて以来、大粒の原石も多く発掘されていました。
ところが、1998年、大洪水により鉱山が水没してしまったのです。

現在は、以前のように、
この鉱山からタンザナイトが産出されています。
ただ、産出量は減っているようです。

もろいところがあるので、
取り扱いには注意しましょう。


もしも、タンザナイトがブルー・ゾイサイトと呼ばれていたら
現在とは、かなり違う扱いをされていたかもしれません。

人間との出会いやネーミングで、
その鉱物の一生は大きく変わってきそうですね。


★パワーストーン効果★
大きな転機に直面して難しい選択を迫られたとき、
冷静に判断ができそうです。
人生の岐路に立ったとき、エネルギーをもらえます。


主な参考文献
 ・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』
(中央アート出版社・2007年)
 ・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』
(築地書館・2008年)
 ・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』
(日本ヴォーグ社・2007年)


    
■9月1日の誕生花 : トラユリ、他
■9月1日の誕生色 : フレッシュグリーン
■9月1日の誕生果 : 酢 橘

テンプレートの編集 (100)

2009年09月01日 | テンプレート
 
9月になりました。

昨日は台風の影響(?)で、気温が低かった東京地方。
今日は蒸し暑くなりました。

セミは一生懸命に鳴いています。

9月になったとはいえ、
夏の名残が、そこかしこ……。


9月の異称のひとつが 菊月 なので、
テンプレートを 夏白菊 にしてみました。

夏白菊(ナツシロギク)と言うよりも、
マトリカリア の方が、私は馴染みがあります。

ハーブがお好きな方は
フィーバーフュー でお馴染みでしょう。


このフィーバーフュー。
偏頭痛の予防や症状の軽減に、効果があるそうです。
また、リウマチや関節炎を抑える効果も期待できるとか。

そして、なんと、主成分のパルテノライドには、
発毛効果 があると、
アメリカの論文で発表されたのだそうです。

まだ研究中のようですが、ちょっと期待できそう!?


それでは・・・

あなたにとって、
素敵な「○○の秋」になりますように。