緑色の茎を持つ植物が、
老化したり、また、環境に対応するために、
茎が木になっていきます。
これが、「木質化(もくしつか)」です。
わが家では、ベランダで冬越えさせてしまった植物が、
春には木質化していました。(^^;
植物というのは、
まず外側の細胞壁で、すべての物質を通した後、
内側の細胞壁で、一部の物質だけを通します。
このフィルターのような役割をする細胞壁。
若い細胞の細胞壁は、セルロースとペクチン質でできており、
細胞が古くなるにつれて、
ヘミセルロースやリグニンが増えるのだそうです。
まるで、お肌のお話かと思っちゃいますねぇ。(苦笑)
セルロース
(cellulose) は、
ブドウ糖が、たくさん結合して長い鎖状になった分子。
レーヨンや硝酸セルロース、セロファンなどの
原料にもなっています。
(化学物質で造られている製品も、たくさんありますネ。)
環境や状態の変化によって、
自分の性質を変えて、自分を守っているのでしょう。
さらには、植物が植物に留まらず・・・
■11月18日の誕生石
ウッド・オパール (wood opal)
自然との調和
・英 名 | : | wood opal |
・和 名 | : | 木化蛋白石(もくかたんぱくせき) |
・モース硬度 | : | 6 |
・産 地 | : | 日本、インドネシアなど |
ウッド・オパール。
木の水の通り道になっている管がオパール化したもの。
まさか、木の一部が、オパールになるなんて!
植物の生命力というか、順応力というか、
あらためて、凄いなぁ~って思います。
オパライズド・ウッド opalized wood とも呼ばれます。
「オパール化した木」そのままですね。
国内では、石川県や福岡県などで見つかっているようです。
鉱物のオパールもですが、このウッド・オパールも、
水分を含んでいます。
そのため、乾燥してしまうと、ひび割れるので、
保存する環境には、十分注意しましょうね。
オパールは、みんな、
適度な水分を保つことが、美しさの秘訣なのですね。
★パワーストーン効果★
異質なものが一つになっていることから、調和を表します。
ウッド・オパールを身につけていると、自然のエネルギーや
ヒーリング効果を取り入れやすくなります。

主な参考文献
|
・八川シズエ 著 『パワーストーン百科全書』 |
| (中央アート出版社・2007年) |
|
・辰尾良二 著 『宝石・鉱物おもしろガイド』 |
| (築地書館・2008年) |
|
・ギャリー・ホール 著 『宝石の写真図鑑』 |
| (日本ヴォーグ社・2007年) |

■11月18日の誕生花 :
ヤマユリ、他
■11月18日の誕生色 :
マーシュローズ
■11月18日の誕生果 :
あんぽ柿