昨日、3.11の大津波で被災し行方不明のままになっている友人の父親の告別式に出席してきました。
友人は父親が行方不明のままなのでまだあきらめきれないが、家族みんながいつまでも気持ちの切り替えができずにいるのは困るので、告別式を一区切りとして気持ちの切り替えができればと決心したそうです。
告別式と一周忌の法要が一緒になってしまいました。
あいさつでは本当に無念さが伝わってきました。
高校生の孫がお別れの言葉を話した時には、本当に涙が出て困りました。
精進上げの席ではJRの運転手をしている後輩に久しぶりに会いましたが、震災の時に新地駅で大津波に流された電車を運転していたそうで、跨線橋に避難して何とか助かったそうです。乗客を誘導してくれた警察官がいましたが、本当に警察官が乗っていて助かったと話してました。でも、あの大津波の光景が忘れられずトラウマになっているそうです。
告別式に出席した人たちは、地元で大津波の被害を受けた方が多くいますので、本当に深刻な話をしていましたね。
もう一年過ぎてしまいましたが、まだまだ大震災は終わっていないと実感します。
残念ですが、友人は自宅があった宅地と農地を手放して、南相馬以外に移り住むと言ってます。
帰りに自宅があった場所に行き、花を手向け黙とうしてきました。