村爺のなんでもいいべ

南相馬市の馬事公苑を中心に活動しているディスクゴルフの話題や南相馬の出来事や思いついたことを書いていきます。

警戒区域見直し

2012年03月24日 08時00分00秒 | 震災・放射能

南相馬市の「警戒区域」「計画的避難区域」は4月16日をめどに「避難指示解除準備」「居住制限」「帰還困難」の3区域に再編されるようです。

「避難指示解除準備区域」は、年間積算線量が20mSv(3.8μSv/hr)以下の区域で、インフラ等の復旧が進めば事業は再開できるかもしれません。しかし、生活が再開できるには解除されてからも長い期間を必要とするでしょうね。南相馬市では、小高区東部と原町区南部が該当するみたいです。

「居住制限区域」は、年間積算線量が50~20mSvの区域で、国で計画的に除染が進められて行くようです。南相馬市では市内の西部と南西部が該当するようです。その地域の中には年間積算線量が50mSv以上の「帰還困難区域」も含まれるようです。

これまで「警戒区域」は立ち入りが制限されていましたが、見直しが行われると「帰還困難区域」を除き自由に立ち入りができるようになりますから、事業所の再開や自宅の整備をすることが可能になりますね。でも、生活はまだ困難ですので夜は無人化すると思われます。防犯面ではこれまで以上に危険になるかもしれません。

私の会社も「警戒区域」内の操業状態なので風評被害で20%程度しか生産できていませんが、「警戒区域」が解除されれば少しずつ以前の状態に戻ってくるかもしれません。震災直後から会社復興に全力を傾けてきましたが、現在は自分たちの努力ではどうにもならない風評被害で台無し状態です。これからの好転に期待したいと思います。