村爺のなんでもいいべ

南相馬市の馬事公苑を中心に活動しているディスクゴルフの話題や南相馬の出来事や思いついたことを書いていきます。

3.11まで1日

2012年03月10日 07時00分00秒 | 日記

明日でいよいよあの大震災と大津波に見舞われた忘れもしない最悪の日から1年を迎えます。

あの日から一年間、多くの皆さんからのご支援や激励に支えられて生きてこれたんだと実感させられます。

皆さんからの優しさで、本当に涙もろくなったようにも思います。

震災と津波被害の翌日には会社の復旧しか考えていませんでしたが、その後に起きた原発事故で会社の復旧もできずに避難を余儀なくさせられてしまいました。

どこに行けばいいのか本当に困っているときに、郡山のおばさんが受け入れてくれました。自分も家の前が崩れているし、断水が続いているし、放射能が高くなってきていたので、南会津の息子のところに避難したかったのかもしれません。数日間でしたが本当にお世話になりました。

おばさんの家にいる間中次の避難先を探しまくりましたが、なかなか受け入れてくれそうなところは見つかりませんでした。みなさん大変な状況だから仕方がありませんよね。

そんな中、友人から埼玉アリーナが受け入れ開始した情報を頂きました。深夜に凍えそうになりながら2日間並んでガソリンを確保しすぐに埼玉に出発、深夜に到着したにもかかわらず快く受け入れてくれました。それから埼玉アリーナに避難している間中は、ボランティアの皆さんに本当に尽くしていただきました。感謝の言葉しかありません。

ディスクゴルフの多くの仲間も激励に来てくれました。本当に困っているときって駄目ですよね。本当にみんなの優しさが身に染みて感じました。毎日毎日「ありがとう」の言葉しかなかったように思います。

避難先から帰宅してパソコンを開いてメールを見たら多くの皆さんから安否確認のメールが入っていました。俺なんかを心配してくれる人が多くいることに感激してしまいました。

家は避難前と変わらぬ姿でいてくれました。盗難に遭っているのを覚悟していましたが、地元に残っている人たちが警備を続けていてくれました。自分たちが大変な時にみんなのために頑張ってくれている姿をみて、自分の恥ずかしさを思い知らされました。

ディスクゴルフ関係の多くの皆さんからもご支援を頂きました。

いわきのBANANAさんは自分も大変なのに「屋内退避」の南相馬にみんなに会うため支援物資を持ってに駆けつけてくれました。あの状況の中で合うことができたのは本当にうれしかったです。

 

アメリカかからはイノーバー社とヒーローUSAが共同でチャリティディスクを製作し、その販売代金を南相馬市に義援金として頂きました。JPDGA会長が直接桜井市長に渡しに来てくれました。

富山県ディスクゴルフ協会からも南相馬市へ義援金を頂きました。

岡山のももさんからは、被災者のためにチャリティランで集めたTシャツをたくさんいただきました。津波被害で何もなくなった皆さんはきっと喜んでくれたはずです。

南相馬市には全国の皆さんから約3億9千万円の義援金が集まりました。その中から市民の皆さんにも配分がありました。たぶんディスクゴルフ関係の皆さんから頂いた義援金は、南相馬市の協会会員のご家庭で頂いた金額相当と思います。ちゃんと皆さんの手元にわたってますのでご安心ください。そして、ありがとうございました。

南相馬市ディスクゴルフ協会・福島県ディスクゴルフ協会にも多くの皆さんからご支援を頂きました。

秋田県協会、東京都協会の皆さん、岡山のももさんからのご支援で南相馬市に残っている会員の皆さんはディスクゴルフを楽しむことができました。

ヒーロー様とディスクスポーツ様、岡山県協会のももさんからは復興祈念大会の賞品を協賛いただきました。

福島県協会にも栃木県、茨城県はじめ多くの皆さんからご支援を頂いております。

ヒーロー様がチャリティディスクを作成し、JPDGAで販売し、全国の多くの皆さんが購入した収益金からも義援金として頂きました。

本当にこれまで多くの皆様に福島県ディスクゴルフのためにご支援を賜りましたことに感謝申し上げます。

頂きましたご支援はディスクゴルフ復興のために大切に使わせていただきたいと思います。

福島県のいわき、福島の皆さんもいろいろと企画して励ましてくれています。南相馬市が活動できないと知っていち早く大会を開催してくれました。会長として何もできないふがいなさが恥ずかしく思いました。

個人的には、岡山のももさんに本当に助けていただきました。

農業ができなく、安心して食べることができないときに送っていただいたブドウは涙が出るくらいおいしいものでした。

そしていつも励ましてくれました。

ディスクゴルフをやっていたおかげで全国の皆さんから励ましていただいております。ディスクゴルフをやめたいと思ったことが多くありましたが、これまでの多くの人とのつながりがあったおかげだと思います。ディスクゴルフをやってて良かったと本当に思うようになりました。

家族、親せき、友人、地域の皆さん、ディスクゴルフ仲間、バドミントン仲間、会社の仲間とみんなの友情や絆に支えて守っていただいた一年だったと思います。今まで自分一人で何でも解決できてきたと思ってましたが、そうではなく皆さんの支えに守られてきたからこそ生きてこれたんだなとこの年になって初めてわかりました。

皆様、この一年本当にお世話になりました。

車が治ったので、今日は山形に避難している孫たちの顔を見に行ってきます。正月以来の再会ですので楽しみです。

明日はひたち海浜公園に行ってディスクゴルフをやりながら一年を迎えようと思いましたが、家で静かに過ごすことにしました。そして、14時46分に震災により亡くなられた方々のために黙とうをささげたいと思います。