今日は啓蟄、冬眠していた虫が目を覚まして地上へ這い出してくる時期とされています。金曜日は大雪でしたが今日は大雨になりそうです。明日は10℃を超える暖かさになるようですので、本当に冬眠している虫たちも、今日の雨で目覚めて明日の暖かさで這い出してくるかもしれませんね。
昨日は、私の隣組が氏子として守っている神社の例祭が行われました。本当の例大祭は4月8日に行われることになっているのですが、例年その時期になると農作業が忙しくなるということで1か月早めて開催しています。でも、今年も稲の作付は見合わせるので本当の例祭日で開催してもよかったのかもしれませんね。
神社は、綿津見(わたつみ)神社で別名八龍様とも呼ばれています。
綿津見は、綿津見(わたつみ)と書かれる他に「海神(わたのかみ)」と呼ばれるそうです。「わた」は海の古語で「つ」は「の」で「み」は神霊の意味だそうで、「わたつみ」は「海の神霊」となるそうです。また、海の別名としても使われるそうです。
八龍神社は、農耕生活の守護神と雨を掌る神とされていると聞きましたので、この地域の農耕生活を守るために祭ったのではないかと思われます。
綿津見神社は海の神様ですが、私の幼い頃は八龍様と言われていましたので、海で生活していた人々が陸に上がって農耕生活を始めてこの地に祭ったのかもしれませんね。
昨年は3月6日に例祭を開催し、その5日後に震災の被害を受けてしまいました。
いつもの年だと宮司の祝詞の中では「この地の人々の安らかなる日々と豊作」を祈るのですが、今年は「大震災と原発事故でこの地の人々は本当に苦しめられている。そしていまだに稲作をはじめ農耕がかなわぬ日々を送っている。この地の人々が安らかなる日々を送れるように、いつものように農作業に励めるように、払いたまえ、清えたまえ」のような言葉が祝詞の中に入っていたと思う。宮司さんも我々のことを思って祝詞をあげていたんですね。
これで悪鬼が去りこの地に平和が訪れてくれるとありがたいのですが、それを祈るしかないですね。
野田さんよ南相馬の放射能を払いたまえセシウムを清めたまえ