朝4:30、雨の降る南相馬市を出発する。
今回の山行の目的は、
チングルマの花に5年ぶりに再会すること。
登山を始めてから30年間実現できなかった篭山稲荷神社へ参拝すること。
魔女の瞳と8ヶ月ぶりに再会すること。
果たして目的を達成できるか?
天気予報では曇りの予報で雨具は必要ないと思うが、下界から見た感じでは嫌な予感がしました。
福島市の高湯街道を西へ向かうと吾妻はどんよりとした雲の中に隠れています。
信夫温泉あたりから視界が悪くなり、高湯温泉付近では前方50mくらいまでしかみえません。
ゆっくりしたスピードで車を走らせると突然磐梯吾妻スカイラインの料金所が現れました。
無料期間中なので素通りです。「ありがとうございます。」
つばくろ谷の橋を渡るときには本当に前方が見えなかった。東側から谷の方へ雲が巻き上がってくるのか?
高度を上げていくと次第に明かりが差してくる。
この調子だとたぶん雲の上に出るかもしれない。自然と気持ちも明るくなってきますね。
道路標示の「標高1400m」を過ぎると突然雲の上に出ました。前方には青空が広がっています。
5年前の同じ時期に来たときには雨の中の山行でした。
今年はなんか天候に恵まれていますね。
今日の噴煙は元気があるように感じますね。
そして、いつも朝日を見るスポットでは福島市方面に雲海が広がっていました。
雲の下は梅雨真っただ中のような天気なのに山の上は爽快な気分ですよ!!
浄土平駐車場到着が8:00、南相馬市から3時間もかかってしまった。
奥の駐車場にはすでに2台の車がある。
俺も準備をしておにぎり1個の朝食を取り出発。
しかし、ここですでに予定より1時間遅れてしまった。やっぱり前泊すればよかった!!
いよいよ今年初の吾妻山行の始まりです。
毎日引きこもった生活をしていて体調が悪いのでゆっくり無理せず歩みを進めます。
この橋が始まりです。
なんかマンダトリーに見えるのはディスクゴルフが頭から離れないからか?
浄土平の湿原もいろいろな花が咲いてますよ。
高山ではもう春から夏の花に変わりつつあるんですね。
今回はガイドブックを見て花の名前を確認しました。
マルバシモツケ(バラ科)
東吾妻山系に広く分布する落葉低木
イソツヅジ(ツツジ科)
岩礫地や少し湿っぽい草地に生息。浄土平の木道沿いに多くみられる常緑小低木。
イワカガミ(イワウメ科)
浄土平の草地や蓬莱山の斜面に生える常緑多年草。
登山道沿いに咲いていた花たちですが、木道を歩くと他にもいろいろな花を楽しむことができますよ。
後ろを振り返ると吾妻小富士が青い空と一体になり気持ちよさそうです。
浄土平の駐車場もまだひっそりとしています。
登山者カードポスト。
吾妻の奥まで登山を考えている人はカードに記入した方がいいですね。
その下の「クマ出没注意!!」が気になりますね。
篭山稲荷神社へ向かう時にはクマよけの鈴を付けて行こう!!
今日の予定は、
浄土平 → 姥ヶ原 → 篭山稲荷神社 → 谷地平 →姥ヶ原 → 一切経山 → 浄土平
すでに予定より1時間以上遅れているので谷地平は無理かもしれない。
登山道は昨晩雨が降ったのか水が流れているところがあります。
姥ヶ原と酸ヶ平への分岐へ到着。
ここから左の姥ヶ原へ。いよいよ登りの始まりです。
果たして、姥ヶ原のチングルマ花園に再会することができるか?
次回へ続きます。