遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

冬木立

2016-12-28 16:03:42 | 日記
冬木立

平成28年12月28日(水)


師走、子供達は2学期が終了し、冬休み、クリスマス
もアッという間に過ぎて、今年も後数日を残すのみ

年を取ると、本当に月日が経つのが速いものです。
貝原益軒の「養生訓」に、
「老後は若き時より、月日の早き事、十倍なれば、
一日を十日とし、十日を百日とし、一月を一年とし
喜楽して、あだに一日を過ごすべからず」とある。
つまり、「一日を十日のつもりで生き、一ヵ月を
一年のつもりで生きる事。年を取れば年齢の差が
狭まり七十歳になれば、六十歳も六五歳も大差は
ない。どうせ長生きしてもせいぜい百歳位迄、、
もっと一日を楽しく暮らしなさい。」と言う事か

これは、先日読んだ嵐山光三郎さんの「年を取った
ら驚いた!」と言う本で目にした記述です。

成る程、確かに焦ってあれもしよう、これもせねば
等と日々追い込まれている自分が、、、。

もっと、ゆっくり一日を楽しく、、、か、




思いつく儘に、朝の散歩に出かける。
とは言うものの、街は相変わらず気忙しく、

街路樹もすっかり葉を落とし、、、
皆、立ち枯れ、裸木、冬木立となり、、、
マタマタ、ヤギ爺は焦って居ります、、、。




冬木立

夏木立は葉の茂る様を言い、冬木立は葉の脱落したる
様を言う。立ち並んで葉の落ちた寒々とした冬木の
群れを言う。路沿いに立ち並んだり、一塊をなし、
樹木の間に空が透けて見える、街路樹の様な群れを
言う。

今日の1句
庭も亦裸木となりて峰白し    ヤギ爺

冬木立梢に星を散りばめり     ヤギ爺