遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

潮路定例句会

2017-09-10 16:24:13 | 日記
平成29年8月10日(日)

潮路句会9月例会

日時 : 平成29年9月9日(土)13時 ~
場所 : 大手コミュニテイセンター
兼題 : 1)虫、2)秋扇、3)当季雑詠

9月9日は「重陽の日」、元は中国の行事。
九を重ねる事から、「重陽」「重九」ともいう。
亦、菊の節句ともいい、菊酒を飲む習慣もある。

そんな本日は、潮路句会の例会日
少し早めの12時10分頃会場の大手コミセンへ
到着。
この日、会場の大小の各部屋では学区の会合が
催され、食事も振舞われている様で賑わっています。
管理室へ伺うと、いずれも午前中の使用と在り、
午後一開催の我々(句会)は準備のため少々焦り、
やむを得ず待機していると、出入りする学区の
女性会員の方が気がついて。急いで片付をして
くれました。

急ぎ会場の準備をして、1時からの句会は予定通り
始める事が出来ました。
今回、新入会員の方(女性)が紹介されました。
句会は初めてとの事ですが、新聞などに度々投句
されてをり、心得の在る方とお見受けしました。
今回は2名欠席の9名の参加です。

潮路抄

秋茄子の紫紺にくもりなかりけり    玲 子

秋茄子は嫁に食わすな、、、


芋の露葉を躍らせて笑ひけり      玲 子

露がコロコロ踊っています、、、


我が生家木の葉舟ごと青田波      勝

青田風が吹き、稲穂が波打ち、、


栃の実の撓むを仰ぎふるるなし     美保子

栃の実は拾うもの、、見上げる風情を、、


鯉跳ねて浮葉畳を壊しをり       魚 青

白鳥庭園の錦鯉


彼方此方へ八十路忘れて盆踊り     輝 子

盆踊りの梯子、、本当に踊り好きの、、、


瑠璃色の雨粒のせて蛍草        美智子

本当に美しい、、露草とも


衣紋抜き粋な姿の秋扇         正 子

女将の仇っぽい姿が、、


近頃は市販品も在るようです、、


青虫の潜むキャベツの葉裏かな     節 子

昔、友人からもらったのから青虫が出て、、


お持たせを白磁に盛て黒葡萄      ヤギ爺

余りにも美味しそうで、直ぐ白の皿に、、


留袖の秋の扇の香りくる        ヤギ爺


この季節、訪問も熱く、扇を、、

※衣紋(えもん)抜き
 白い木綿(紙)を長じゅばんの襟足に取付る
 襟足に少し(5cmほど)隙間をとる。
 私(ヤギ爺)等、男性群には余り判らない事。