令和3年8月23日(月)
オストアンデル : まんじゅう
私が中学へ入学し、初めての英語の授業があった。
今では小学生が習い始めるが、私達の頃(昭和30年代初頭)
「ジャック・アンド・ベテイ」の時代である。
当時の英語の先生は自己紹介の後「オスタンデールを知って
いるかい?」と仰った。私達は初めての英語の授業で、先生
が何と言ったのか、、? 誰もがポカンとしていた。
「オスタンデールは饅頭の事です、実は押すと餡でーる、
勿論日本語です」如何にも英語の様な発音だったので、、、
この時の先生の冗談は忘れられず、、後に子供等に自慢げに
「オスタンデール」を言うのだが子等の反応は今一だった。
今朝の中日新聞のコラム「中日春秋」にこの記述が在った。
『オストアンデルを知っている人は、最早少なかろう。
おまんじゅうの事である。押すと餡が出るので「オストアン
デル」。一種の言葉遊びで、物の名を外国語の様に日本語で
表現する。昭和初期に流行し、沢山の外国語モドキが使われ
たそうだ。「アリヨール」は砂糖、「サイテヤーク」は鰻。
昭和ひとケタ生まれの母親が、水道をふざけて「ヒネルトジ
ャー」と言って居たのを思い出す。水栓をひねるとジャーと
水が出るから「ヒネルトジャー」。
当たり前の事を最もらしく外国語みたいに言うから笑えたの
だろう。
銀行は何と呼ぶべきか、「オカネヒキダセール」か。
残念ながら当たり前の事が出来ない銀行もある。みずほ銀行。
全国の店舗窓口で入出金、振り込み等の取引が一時出来なく
なった。半年ほど前、現金自動預払機(ATM)が使えなく
なる大騒ぎも在ったが、これで今年5回目の「システム障害」
だそうだ。 こう度々だと、システム障害が起こる方が当たり
前に見え、「トキドキコワレール」とでも呼びたくもなる。
銀行では入出金も送金も円滑に出来る。その当たり前が出来な
いのは、ひねっても水が出ないで商いに大きな支障となる。
生活者に、二度と不便をかけぬ取り組みを。
「オワビバカーリ」「タイオウオソーイ」の名を一日も早く
返上したい。』
(中日新聞朝刊コラム「中日春秋」より引用した)
この「オワビバカーリ」「タイオウオソーイ」の言葉、
(お詫びばかり、対応が遅い)(解決策は中々、、、、)
今までさんざ聞いている。会社の不祥事、政治家の不祥事
など、記者会見の場で何度も何度も繰り返されるが、、、
その場しのぎで、何の反省もなく、繰り返される、、、
政治家達の場当たり的な、応急措置、一切聞く耳持たず、
それで、長期政権、会社の無事安泰を図って来た、、、、
今後も続くのであろうか、、、、、、、
そう言えば、神奈川県横浜市の市長選挙で野党系の山中
竹春氏が当選した。
彼は医師であり、コロナ対策を掲げIR(ギャンブル型複
合施設)誘致反対を推し進めると、、、
一方の自民党(公明党も)推薦の小此木八朗氏と、前職
の林文子氏(自民党推薦)の2氏を押さえての当選。
自民分裂と、コロナ対策の遅さ、IR の対応が不明等、、
更に終盤に入り菅総理が小此木氏を全面支持をされたの
が裏目だったとか、横浜市はコロナ感染が爆発的に起き、
菅総理の対応に不満の声が多かったのが敗因とか、、、
「タイオウオソーイ」「オワビバカーリ」が、、、、
今日の1句(俳人の名句)
物いへば唇寒し秋の風 松尾 芭蕉
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