遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

犬の糞のポスター

2016-12-17 15:27:46 | 日記
平成28年12月17日(土)

犬の糞防止ポスター


小学1年生の作品

今年の夏、町内常会の折り、或る組長さんから
「ペットの飼い主のマナーが悪く、犬の糞の後始末を
せず放置する。又、野良猫に餌を与えるので最近野良
猫が増えて困っている」との報告。これに他から次々
同様の苦情がある、、、。
野良猫の件は回覧、張り紙で注意喚起をする。
犬の糞については、町内の子供達(小学生)に犬の糞
防止ポスターを描いて貰い、住民に喚起を促す事に。

早速募集用要綱を作り、作品募集を行う。
約1ヵ月後の10月中旬、応募締め切り、、
17名の出品がありました。
この中から低学年(小学3年生以下)2名、 高学年
(小学4年生以上)2名の入選作品を審査します。

町内掲示版に入選作を掲示

町内の子供さん(小学生全23名)がこんなに多くの
ポスターを描いて下さったのは大きな喜びです。
どの作品も素敵な作品ばかりで、甲乙付け難く、
作品を審査、選定をするのはとても難しく、心苦しい
限りでした。
審査に携わった町内役員(8名)の皆さん同様の意見
で票が大きく割れ、同数再審査を何度も繰り返します。
規定により低学年、高学年各2名の入選作を決定。

結果に拘らず、描いていただいた作品を町内の多くの
皆さんにご覧頂ける様に、今回の餅搗き会(12月11日)
の会場に全作品を掲示しました。

餅つき会場に掲示

今後(来年度)は、全作品を順次町内各所に掲示、回覧
を行い、希望される家庭にはコピーを配布し各家庭に
掲示して頂ければ「犬の糞防止」に役立つものと期待
して居ります。
「老いては子に従え」の通り、お子さん達の作品に
我々(ヤギ爺も)大人は見習いたいものです。

今日の1句

犬の糞消ゆることなき年の暮れ     ヤギ爺

極月も飼い主残す犬の糞        ヤギ爺

町内の餅つき

2016-12-14 16:05:46 | 日記
平成28年12月14日(水)

町内餅搗き大会


恒例の町内餅搗き大会が11日(日)に催されました。
前日(土)の午後から道具の点検を行い、餅米を研ぎ
一晩水につけて置きます。餡、黄粉、納豆等を準備し、
豚汁用の肉、蒟蒻、野菜(大根、人参、牛蒡、里芋等)
を切って準備していました。

テントの設営、

石臼の設置は慎重に、、
当日(11日)朝8時に町内会の役員等が集合して、
テントの設営、テーブルや椅子の配置、石臼、杵等の
準備をする間に。公園前のK氏宅の庭に、竈の設置、
釜、蒸篭、豚汁用の大釜が用意され炊き出しの準備
も整いました。

竈も火が入り、

大鍋で、豚汁の用意、

凡そ1時間、すべての準備は万端です。

9時30分、最初の餅米が蒸し上り餅搗きのスタート
です。


今年は搗き手の男性を多く手配し、合いの手は子供会
のお母さん(毎年自宅で沢山餅を搗くとの事)が参戦
搗き手、合いの手のリズムも良く順調に搗き上ります。

ご夫婦の息もぴったり、

昨年は人手不足で、腰をさすりながら孤軍奮闘された方も夢の
様です。
約10分程で一臼目が搗き上りました。

伸し板に餅取粉をふり、搗きたての餅を伸し棒で伸し
ていきます。この作業も子供会のお母さん達が行って
います。
3臼迄は伸し餅を作り、四角に切っていきます。

やがて、豚汁の良い香りが漂い、、、
早速、ヤギ爺が一番に味見と称して頂きました。
豚肉、蒟蒻に野菜(大根、人参、牛蒡、ネギ、里芋等)
「ウーン、美味いーー、最高でーす」



次からは搗きたての餅をちぎり丸ーるくして餡、黄粉
納豆、大根おろし等にからめて紙の小皿に盛りつけ、
隣のテントでは、ぜんざいが焚けて居り、、、、


ご婦人も参加

男の子も、

子供達も次々順番待ち、、

ご高齢の方も、

飛入りの女性も、

1時間程すると、子供達や、町内の方々が次々訪い、
餅搗きに参加する者、豚汁やぜんざい、餡コロ餅
黄粉、納豆、大根おろし、磯辺焼等に舌包みです。


女の子も

お父さんと小さな男の子

女の子も、頑張る

孫と爺ちゃんと、、


餅搗きを一人でする子、お父さんと、お爺さんとする
子供達、飛入りのご婦人方も見え、どの顔も笑顔が
満載です、、、、。

豚汁を作られる竈に、アルミホイルに包んだお芋が、
芳ばしい香りを漂わせ、、子供達が走って行きます。

素晴らしい日曜日、、、、平和です、ネ。

今日の1句

童来て吾も吾もと餅を搗く     ヤギ爺

好好爺孫を携へ餅を搗く      ヤギ爺

潮路句会12月定例会

2016-12-12 14:55:40 | 俳句
平成28年12月12日(月)

潮路句会定例会

日時 : 平成28年12月10日(土)
場所 : 大手コミュニテイセンター
兼題 : 1)枯蓮、2)琵琶の花、3)当季雑詠
出席者 : 10名、1名不在投句

12月に入り気温がグングン下がり、北海道では猛烈
な寒波により、空の便が相次いで欠航となり多くの
乗客が千歳空港に足止め、寒さの中空港内で1夜を
明かしたとの事。  私も数年前の旅行の際に、
名古屋で北海道行の便の欠航を思い出しました。


師走の町(火の用心が見えます、、)

我々句会メンバーは、何もせず、何とはなく師走を
迎えて、、、それでも何やかやと結構用事を見つけ
、あたふたとその日1日を過ごして居ります。

そんな中、今年最後の句会が開催されました。
入院されている方1名(不在投句されました)を
除き10名はいたって元気に参加です。
今月の兼題「枯蓮」「枇杷の花」は共に、地味な
季題で、皆さん苦労された様です、、、。


枯蓮の刈られし跡の水濁る     輝 子
枯蓮のことごとく折れ修羅場かな   勝

隣家より香の贈り物枇杷の花    美保子
主なき庭に咲きたる枇杷の花    和 子

潮路抄


翅ずかい見えず綿虫翔んでをり   玲 子


富有柿の幟に優しき美濃の風    志げお


黄落の一枚土産に友来たる     静


梨を剥く包丁伝ふ甘露かな     勝

 
懐炉して独り昭和を懐かしむ    英 子


湯気躱しおでん弄る迷ひ箸     魚 青
躱す:かわす、 弄る:いじくる


華やかに色の彩なす冬紅葉     美保子


気付かずに素通りされて枇杷の花  和 子


川べりのをちこち石蕗の花清し   輝 子


雨となり舗道に光る落葉かな    政 子


何もせで唯忙しき十二月      ヤギ爺



次回は、平成二十九年度新年初句会です。
1月14日(土)、何時もより30分早めの
11時30分から、毎年恒例の「食事会」を
開催後、句会を行います。
兼題は
1)正月: 正月の行事その他何でも可
2)寒 : 寒稽古等、寒ならばすべて可
3)当季雑詠

炭火

2016-12-09 15:39:52 | 日記
平成28年12月9日(金)

炭(炭火、埋火、消炭、炭俵、炭焼き等)の思い出

囲炉裏

妻籠の蕎麦屋

今ほどエアコン、ストーブ等が普及していなかった頃、
冬の暖房に炭は欠かせぬ必需品でした。 

昭和の時代、私(ヤギ爺)が小学校に通う頃には、
毎朝、オフクロが十能(火おこし器、炭をおこし、火鉢
へ運ぶ器)に炭を入れ、ガスコンロに火を付けて炭を
おこし、火鉢へ炭を移して部屋を温めていました。

十能

炭おこし器

私の兄は火鉢に乗っかり、お尻を温め、親父に
叱られていたのを今でも思い出します。

亦、大人たちは火鉢の炭火でタバコを付け、吸い殻を
火鉢の灰の中へ突き刺して居りました。
火鉢で、餅やするめ、干し芋等を焼いて食べる、、、
あの美味しそうな匂いが今でも、、残ります。

火鉢の炭火

火鉢に入れる灰は、空き地で焚き火をし藁等を燃やして
灰を作りました。
寒い朝には、必ず何処かで焚火をしており、後の焼芋
等を子供達は楽しみにして居りました。

今では殆ど見かけぬ焚火

最近では、市街地では焚火は厳禁となり、殆ど見かけ
ませんが、これも昭和の時代の良き思いでです。

今、炭を家庭で使う事が殆ど在りませんが、、、
家庭の燃料ではなく、キャンプ、バーベキュー等の
レジャーやお茶会などの席で炭火を使います。
亦、家の中では冷蔵庫の中へ消臭剤として、或いは
押入れの奥に、保湿剤として使っている様です。

冷蔵庫の消臭用の炭

備長炭は、鰻屋や小料理屋等がそれを売り物にして
各店が競い合っています。




炭も色々工夫され、配置転換されて「スミニクイ」
時代です、ネ、、、、、。

昔の炭俵


今日の1句(俳人の名句)

埋火や壁には客の影法師     松尾 芭蕉

ヤギ爺の拙句

七輪の炭火の爆ぜる昭和かな   ヤギ爺



枇杷の花

2016-12-07 16:30:26 | 日記
平成28年12月7日(水)

枇杷の花(冬)

バラ科常緑の高木、 高さ:5~10m
葉は広倒披形、長い楕円形で15~20cm
葉の表面は艶が在り、裏側に産毛がある。

開花は11~12月頃で5弁の小さな白い花が咲く
花は目立たないが芳香がある。
果実は翌年の6月頃に熟す。
大きな葉陰に、楽器のビワに似た形で一口大の
黄橙色の実がなる

日本では梅雨の頃に実がなるために、仲夏、小暑
の季語となる。

枇杷の花咲く今頃になると、
数年前に高校時代の友人の家を訪ねた折りの事を
思い出します。

三重県の桑名駅から養老線(単線)に乗り20分程、
無人駅を降りると、駅の辺りには数軒の民家が在り
後は、田畑ばかりの畦道を暫く行くと、、、
大きな農家等見えて来ます。
やがて前方に見覚えの在る大きなお屋敷が、、。
家の裏手の庭には、これも見覚えの在る枇杷の木
が、白い小さな花を一杯咲かせて居ました。

彼は数年前に脳梗塞で倒れ、その後車椅子の生活
です、、、。
出来たカミさんが、良く面倒を見てくれると、、


ビリーボーンの峠の幌馬車

坂本九の上を向いて歩こう

あの頃(高校時代)、   彼の部屋で自前の
プレーヤーでSPレコードを掛けてくれました。
ビリーボーン楽団の「峠の幌馬車」、坂本九の
「上を向いて歩こう」等を、、、
何故か、この2曲だけは彼の家で確かに聴いた
と、、、未だに鮮明に覚えています。

今日の1句(俳人の名句)

枇杷の花長き留守なる館かな      松本たかし

      
ヤギ爺の拙句

友の家の庭ぞ懐かし枇杷の花