1位 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ
2位 L.ハミルトン メルセデスAMG
3位 V.ボッタス メルセデスAMG
4位 P.ガスリー アルファタウリ・ホンダ
5位 C.ルクレール フェラーリ
6位 F.アロンソ アルピーヌ・ルノー
7位 C.サインツ フェラーリ
8位 S.ペレス レッドブル・ホンダ
9位 E.オコン アルピーヌ・ルノー
10位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
オランダGPです。1985年に行われて以来何と35年振りの復活です。復活の理由はもちろんオランダ人、フェルスタッペンの活躍によるところが大きいでしょう。舞台となるのはザントフォールトサーキット。レイアウトは、以前開催していた時とはかなり変更されていますが、メインストレートと前半部分は当初のレイアウトを踏襲しております。当時のザントフォールトを知る人にとっては、懐かしさと新鮮さが入り混じった何とも言い知れぬ感覚を覚えることでしょう。ここの立地は海に近いこともあり、砂の影響を少なからず受けていました。過去のレースではエンジンに砂が入らない様に、スタート前にはエンジンにカバーをかけられたるという対策が採られていたことも。そして、最大のキモはヘルマン・ティルケの手が入っていないということでしょう。近年新設・改修されたサーキットはティルケの設計によるものが殆どなので、何となく似たり寄ったりの雰囲気を醸し出していました。しかしここ、ザントフォールトは違います。大きく改修されたとはいえ、やはりクラシックサーキットのオーラが出ている様に思えてなりません。ちなみに、ザントフォールトのコース図ですが、見る角度によってはとぐろを巻いた蛇が状態を起こして威嚇している様にも見えなくもありませんが、自分だけでしょうか?これ、実はロールシャッハテストですか?(笑)さて、スターティンググリッドですが、ポールはフェルスタッペン、以下ハミルトン、ボッタス、ガスリー、ルクレール、サインツ、ジョビナッツィと続きます。ポールを獲得したフェルスタッペン、母国GPでの優勝への最初の布石は、まずは打ち終わったというところでしょうか。7番グリッドはアルファロメオのジョビナッツィ。いつもは後方を走っていることが多いのですが、何とQ3へ進出、シングルグリッド獲得です。スタートはフェルスタッペンが上手くダッシュを決めます。ハミルトンの前に出て被せる様にターン1へ侵入、ホールショットです。後続に大きな混乱は無く、首位のフェルスタッペンは差を広げにかかります。21周目、ハミルトンがタイヤ交換の為にピットイン。続いて22周目にはフェルスタッペンがピットイン、ハミルトンに首位を明け渡すことなくコースに復帰します。30周目、フェルスタッペンがステイアウトして首位を走るボッタスに追いつきます。最終コーナーを立ち上がり、メインストレートでDRSを使用してズバッとオーバーテイク、首位に返り咲きです。さて、今回のサーキットの改修にあたっての一番の目玉はバンク角のついたコーナーでしょう。オンボード映像を観ていると、まるでインディーカーのオーバルサーキットであるかの様な錯覚をしてしまいますヨ。エスケープゾーンが狭いというところも共通していますね(汗)。唯一の懸念材料だったタイヤの耐久性についても問題無かった為、今回無事開催に漕ぎ着けたという訳ですが。”VALTTERI,IT’S JAMES.PLEASE ABORT THE FASTESTーLAP ATTEMPT BEFORE THE END OF THE LAP.”67周目、ボッタスがピットインしてソフトタイヤに履き替えます。そして、チームの制止を振り切って何とファステストを叩き出してしまいます。今シーズン限りでメルセデスからの放出が決定しているボッタスですが、チームへのささやかな抵抗でしょうか。そして71周目、ラスト2周の時点でハミルトンがピットインして同じくソフトタイヤに交換。この時点で、首位フェルスタッペンとの差は3秒以上あり、追いつくのは無理とみてファステストの”EXTRA POINT”1ポイントを狙ったのでしょう。かくして、意地の走りでボッタスのタイムを上回るタイムを更新、ファステストを獲り返しました。レースの方は、メルセデスの内部抗争のおかげでフェルスタッペンが余裕のトップチェッカー、選手権首位に返り咲きです。2位はハミルトン。自分が勝てない時でも2位に入り、しかもファステストの1ポイントまでも追加。決して相手に楽をさせない、この執拗な責めにライバル達が苦しめられてきました。若いフェルスタッペンは、この責めに耐え抜くことができるのでしょうか?さて、35年振りに行われたオランダGP。フェルスタッペンが念願の母国優勝を遂げたことで、スタンドの満員の観客がオレンジ色のスモークを焚いて大盛り上がり、大成功といえるのではないでしょうか。それにしても、この立錐の余地も無いぐらいの満員の観客、スゴイですね。日本ではコロナ対策を充分に採らなかったフェスが、満員の観客を動員してライブを行った為に、各方面から猛抗議を受けました。国によって感染状況が違うので、しょうがないとは思うのですが。ワクチンの接種率が高い欧米は、既にコロナウイルスと共に生きるという方向に舵を切っています。それ故の満席のスタンドなのでしょう。日本での感染状況をみると、まだ日本GP開催に漕ぎ着ける程ではありませんが、いつか開催できる日がくることを願っています。
2位 L.ハミルトン メルセデスAMG
3位 V.ボッタス メルセデスAMG
4位 P.ガスリー アルファタウリ・ホンダ
5位 C.ルクレール フェラーリ
6位 F.アロンソ アルピーヌ・ルノー
7位 C.サインツ フェラーリ
8位 S.ペレス レッドブル・ホンダ
9位 E.オコン アルピーヌ・ルノー
10位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
オランダGPです。1985年に行われて以来何と35年振りの復活です。復活の理由はもちろんオランダ人、フェルスタッペンの活躍によるところが大きいでしょう。舞台となるのはザントフォールトサーキット。レイアウトは、以前開催していた時とはかなり変更されていますが、メインストレートと前半部分は当初のレイアウトを踏襲しております。当時のザントフォールトを知る人にとっては、懐かしさと新鮮さが入り混じった何とも言い知れぬ感覚を覚えることでしょう。ここの立地は海に近いこともあり、砂の影響を少なからず受けていました。過去のレースではエンジンに砂が入らない様に、スタート前にはエンジンにカバーをかけられたるという対策が採られていたことも。そして、最大のキモはヘルマン・ティルケの手が入っていないということでしょう。近年新設・改修されたサーキットはティルケの設計によるものが殆どなので、何となく似たり寄ったりの雰囲気を醸し出していました。しかしここ、ザントフォールトは違います。大きく改修されたとはいえ、やはりクラシックサーキットのオーラが出ている様に思えてなりません。ちなみに、ザントフォールトのコース図ですが、見る角度によってはとぐろを巻いた蛇が状態を起こして威嚇している様にも見えなくもありませんが、自分だけでしょうか?これ、実はロールシャッハテストですか?(笑)さて、スターティンググリッドですが、ポールはフェルスタッペン、以下ハミルトン、ボッタス、ガスリー、ルクレール、サインツ、ジョビナッツィと続きます。ポールを獲得したフェルスタッペン、母国GPでの優勝への最初の布石は、まずは打ち終わったというところでしょうか。7番グリッドはアルファロメオのジョビナッツィ。いつもは後方を走っていることが多いのですが、何とQ3へ進出、シングルグリッド獲得です。スタートはフェルスタッペンが上手くダッシュを決めます。ハミルトンの前に出て被せる様にターン1へ侵入、ホールショットです。後続に大きな混乱は無く、首位のフェルスタッペンは差を広げにかかります。21周目、ハミルトンがタイヤ交換の為にピットイン。続いて22周目にはフェルスタッペンがピットイン、ハミルトンに首位を明け渡すことなくコースに復帰します。30周目、フェルスタッペンがステイアウトして首位を走るボッタスに追いつきます。最終コーナーを立ち上がり、メインストレートでDRSを使用してズバッとオーバーテイク、首位に返り咲きです。さて、今回のサーキットの改修にあたっての一番の目玉はバンク角のついたコーナーでしょう。オンボード映像を観ていると、まるでインディーカーのオーバルサーキットであるかの様な錯覚をしてしまいますヨ。エスケープゾーンが狭いというところも共通していますね(汗)。唯一の懸念材料だったタイヤの耐久性についても問題無かった為、今回無事開催に漕ぎ着けたという訳ですが。”VALTTERI,IT’S JAMES.PLEASE ABORT THE FASTESTーLAP ATTEMPT BEFORE THE END OF THE LAP.”67周目、ボッタスがピットインしてソフトタイヤに履き替えます。そして、チームの制止を振り切って何とファステストを叩き出してしまいます。今シーズン限りでメルセデスからの放出が決定しているボッタスですが、チームへのささやかな抵抗でしょうか。そして71周目、ラスト2周の時点でハミルトンがピットインして同じくソフトタイヤに交換。この時点で、首位フェルスタッペンとの差は3秒以上あり、追いつくのは無理とみてファステストの”EXTRA POINT”1ポイントを狙ったのでしょう。かくして、意地の走りでボッタスのタイムを上回るタイムを更新、ファステストを獲り返しました。レースの方は、メルセデスの内部抗争のおかげでフェルスタッペンが余裕のトップチェッカー、選手権首位に返り咲きです。2位はハミルトン。自分が勝てない時でも2位に入り、しかもファステストの1ポイントまでも追加。決して相手に楽をさせない、この執拗な責めにライバル達が苦しめられてきました。若いフェルスタッペンは、この責めに耐え抜くことができるのでしょうか?さて、35年振りに行われたオランダGP。フェルスタッペンが念願の母国優勝を遂げたことで、スタンドの満員の観客がオレンジ色のスモークを焚いて大盛り上がり、大成功といえるのではないでしょうか。それにしても、この立錐の余地も無いぐらいの満員の観客、スゴイですね。日本ではコロナ対策を充分に採らなかったフェスが、満員の観客を動員してライブを行った為に、各方面から猛抗議を受けました。国によって感染状況が違うので、しょうがないとは思うのですが。ワクチンの接種率が高い欧米は、既にコロナウイルスと共に生きるという方向に舵を切っています。それ故の満席のスタンドなのでしょう。日本での感染状況をみると、まだ日本GP開催に漕ぎ着ける程ではありませんが、いつか開催できる日がくることを願っています。