F1の小部屋 NEO

F1のリザルトについてあれやこれや好き勝手にコメントしてみようと思います。レース終了後1週間以内に更新(目標)。

2022 ROUND 8 AZERBAIJAN GP

2022年06月19日 08時59分31秒 | Weblog
1位 M.フェルスタッペン レッドブル
2位 S.ペレス レッドブル
3位 G.ラッセル メルセデスAMG
4位 L.ハミルトン メルセデスAMG
5位 P.ガスリー アルファタウリ・レッドブル
6位 S.ベッテル アストンマーチン・メルセデス
7位 F.アロンソ アルピーヌ・ルノー
8位 D.リチャルド マクラーレン・メルセデス
9位 L.ノリス マクラーレン・メルセデス
10位 E.オコン アルピーヌ・ルノー

 アゼルバイジャンGPです。スターティンググリッドはポールがルクレール。以下ペレス、フェルスタッペン、サインツ、ラッセル、ガスリー、ハミルトン、角田裕毅、ベッテル、アロンソと続きます。何とルクレール、驚異の4戦連続ポールです。この速さを結果につなげたいところ。そして、ガスリーが6番手と、トップ3に割って入る健闘。チームメイトの角田裕毅も8番手とシングルグリッドに着けており、期待がかかるところですね。スタート時の天候は晴れ。まばゆいばかりの陽光が照り付けております。シグナルが消え各車一斉に動き出します。イン側2番グリッドのペレスの伸びが良くルクレールのインに飛び込みホールショット。一方アウト側のルクレールはタイヤスモークを上げながら直角コーナーのターン1をクリアしていきます。それにしても、ターン1のバリアのレイアウトはやや危険を感じさせますね。ターン1の立ち上がり時にアウト側に膨らむマシンが多いのですが、その先に立ち塞がるかの様に次のストレートに続くバリアが現れる様になっています。もし、ターン1の立ち上がりでアウトに膨らみ過ぎると正面に近い角度からバリアに当たる格好になってしまいます。そこはRがついていて多少衝撃は抑えられる様にはなっていますが、何とかならないものでしょうか。ホールショットのペレスは後続を引き離しにかかります。その後ろはフェルスタッペンとサインツがバトルを繰り広げ、中盤以降は大渋滞という様相です。”SOMETHING FAILED.”9周目、ターン4で突然サインツがエスケープゾーンに飛び込みます。どうやらマシントラブルの模様。スタンドにいるティフォシ達は両手を挙げて落胆を隠しません。このアクシデントによりバーチャルセーフティーカーの導入。各車ピットインし、タイヤ交換を済ませます。13周目、ターン3でベッテルが長いストレートを使ってオコンを抜きにかかります。しかし、勢い余って止まり切れず、正面のランオフエリアにマシンが飛び出しました。そして、スピンターンでマシンの向きを変えてえから、後続の角田裕毅が通り過ぎるのを待って出ていきます。スピンターンで一瞬でマシンの向きを変えるあたりはさすが、プロのレーシングドライバーだなと感心させられますね。”NO FIGHTING.”15周目、ターン1でペレスがフェルスタッペンを前に出します。その際に、チーム側がペレスにすんなりと前に行かせる様釘を刺したという訳ですね。まあ、チームメイトである以上、ラップタイムの速いフェルスタッペンにポジションを譲るのは、しょうがないところでしょう。”PROBLEM! PROBLEM!”20周目、メインストレートを全開走行中のルクレールのマシンから白煙が上がります。ルクレールは惰性でそのままピットに戻りリタイア。首位を走行中のルクレールにとっては正に悪夢としかいいようがありません。スペインGPと同様、首位走行中にエンジントラブルに見舞われました。ここにきて信頼性不足の問題が持ち上がってきたフェラーリ。レッドブルと戦う上で大きな足枷となっています。早期の対策が望まれるところ。”DOUBLE DNF”フェラーリ勢全滅です。25周目、先程と同じターン3、またも同じシチュエーションでベッテルがアウト側からオコンを抜きにかかります。そして、今度はキッチリ止まってオーバーテイク成功、7番手にジャンプアップです。そして、レースの方はフェルスタッペンがトップチェッカー。ライバルがいなくなり、2位のペレスに20秒以上の差を着け後半は余裕の展開となりました。とはいえ、速さではフェラーリが一歩抜きんでているので、レッドブルとしてはアドバンテージがある訳ではないので安泰という訳にはいかないでしょう。2位はペレス。レッドブルワンツーです。フェルスタッペンにポジションを譲るなど、複雑な心境でしょうが、レッドブルはフェルスタッペンを中心にして動いているチーム。そこのところを承知してチームに加入したのでしょうから、これは耐えるしかありませんね。速さはあるが信頼性の低いフェラーリ、そして完走率の高いレッドブルと今後もこの両雄が選手権争いを引っ張っていくことになるのでしょう。