トライランダーの蔵出し写真館 第2号

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平成筑豊鉄道  門司港レトロ観光線 非営業区間を見る その2

2009-04-21 19:08:00 | 私鉄
雨ヶ窪駅東端付近には新幹線新関門トンネルの和布刈斜坑入口があり、この付近で新幹線と交差している事が分かる。


踏切を一つ越え、真新しい瀬戸町車庫に着く。隣のボロボロの建物は、市営時代の機関車の検修庫かと思われるがこれまた確証は無い。この辺りにはマンションや住宅も点在し、予定通り下曽根まで国鉄線が敷設されていれば駅が設けられたかもしれない。


瀬戸町車庫の検修庫を出たところで、柵が設けられ、今回復活した区間は終わる。柵の向こうには昭和2年の建設といわれる旧農水省・門司米穀倉庫がある。これらの建物は平成14年に北九州市に払い下げられたが、具体的な活用法は見つかっていない。



九州鉄道記念館から関門海峡めかりまでの僅か2.1キロの路線に、さらに続く900mの回送線、途中の旧外浜駅や雨ヶ窪付近に車庫用地として有効利用できる土地はいくらでもありそうなものである。しかし、経費をかけてでも瀬戸町に車庫を作ったのは、レトロ観光線の業績が好調な場合、旧米穀倉庫も整備して、運行区間を延ばす事も考慮されているからではなかろうか。また、延伸した場合、現行の本数を維持するとなると交換設備が必要となり、そのために外浜の側線を維持しているのではなかろうか。

いつしかなるべき早い時期に、瀬戸町までの営業運行が行われる事を期待する次第である。