トライランダーの蔵出し写真館 第2号

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製鉄所2

2011-11-08 22:06:00 | 
さて、ラッシュ並みの混雑の中、バスは戸畑構内バスセンターを出て高炉工場へ向かう。目的地は「四高炉」であるが、バスはくろがね線の線路に並行して走る。


途中には一般の路線バスと変わらぬ停留所標識がある。写真撮影は厳禁であるから下手糞な絵で御容赦頂きたい。
形状は2種類あり、丸型もあった。普通のバス停同様、下には時刻表が付いている。
車内は運賃箱、整理券発行機が外されている。その他は前事業者時代とほぼ同じようであった。お知らせとして「17:30~18:00飛幡門渋滞の為、大幅にバスが遅れることがあります」「降車時には社員証、利用券を提示ください」のような貼紙があった。

何度か貨車や機関車を確認、10分ほど走ったろうか。バスは高炉に到着。さっそく「撮影禁止」の看板を至る所に発見。
高炉は見上げると10階建て位の高さがあっただろうか。しかし、ここは「鉄」の性、高炉よりもその横に広がるヤード、機関車にけん引された貨車の姿も。


これまた下手糞な絵で御容赦を。このような貨車が2両連結され、両端に機関車が連結。ちょうど入換作業中で、頻繁に動いていた。4桁の緑数字が車号のようだが、番号は記憶にない。高炉内にも線路が多数あり、貨車のお尻が姿を覗かせていた。

高炉からはヤードが一望でき、いい撮影スポットになりそうだったが係員が数メートル毎に配置されており、とても撮影できる雰囲気ではなかった。

その後一旦構内バスセンターに戻り、次の公開場所である熱延工場へ。こちらも至る所に踏切があり、線路を間近に望んだが車両は確認できず。

熱延工場は暗く陰気な雰囲気。階段を上がるとオレンジ色に光る不気味な長い鉄の棒が勢いよくはじき出されてくる。水で冷却するのだが吹きあがる水蒸気の量は生半端ではない。2~30メートルは離れているであろうが熱気はすさまじく、恐怖さえ感じる。係員に聞くとおよそ1200度の高温とのこと。この熱と不気味なオレンジ色、職場の過酷さをひしひしと感じた。夏場は50度にもなるという。しかしながらこの過酷な職場で勤務する係員の顔はやはり生気あふれ、元気であり好感が持てた。

以上下手糞な画像でこの場を汚してしまったが、普段は入ることのできない場所だけに、貴重な体験となった。
来年はおそらく八幡地区の公開となろうが、再び訪れてみたいものである。





新日鉄八幡(やわた)製鉄所戸畑地区 一般公開に参加して

2011-11-07 22:39:00 | 
初めに断っておくが、今回は画像は一切無い。

昨日、新日鉄八幡(正式にはやわたと読むらしい。)製鉄所の一般公開に行ってきた。
例年この時期に開催される新日鉄の起業祭の一環であり、毎年公開されているものの、八幡地区が主であり、戸畑地区が公開されるのは数年ぶりとあって、雨の中でも入口にあたる飛幡門は、バスを待つ長蛇の列が出来ていた。

飛幡門に近づくにつれ、構内から流れてくる音楽と共に、「本日は~ご来場有難うございます・・・・構内での写真撮影は、禁止となっております…」との案内が聞こえる。
今回の目的は構内輸送を担当する「スピナ」のバスとくろがね線であったが、いきなり出鼻をくじかれた。

構内に入ると、そこは立派なバスロータリーであった。乗り場は縦に並んで方面別に4つあり、売店もあるなどまさにバスセンター。後で調べてみると「(株)スピナの構内営業部戸畑構内バスセンター」と名乗る、正真正銘のバスセンターであった。

構内に掲げられていた路線図を見ると、構内に多数の路線が設定されており、6時頃より22時過ぎまで頻繁に運行されている。
その中には「八幡連絡」という路線もあり、構内を出て一般道を走る系統であると思われるが、掲げられていたA~Dゲート(乗り場)時刻表には、当該路線らしき時刻を発見することは出来なかった。

今回確認できたバスは以下の如くである。 

営業用緑ナンバー
社番501 富士7E 旧所有者相鉄バス 中ドア形状・引戸
502 7E 不明(白地に黄緑のライン)4枚折戸
503 キュービック 横浜市営 4枚折戸
514 7E 西武 引戸
515 7E 相鉄 引戸

構内専用 新日鉄独自ナンバー(公道走行不可)
604 キュービック 国際興業 2枚折戸
606 7E 立川 2枚折戸
607 7E 西武 引き戸 3扉車
608 キュービック 西武総合企画(淑徳大学スクールバス)4枚折戸
609 キュービック 国際興業 引戸

いずれも旧所有者時代の塗装である。
管理人が乗車した国際興業の車両(604、609どちらだったかは忘れた)には、「国際興業株式会社」のプレートと「東京都バス協会」のステッカーが残っていた。

ここから推測できたことは、社番500代が陸運局発行の緑ナンバー、600台が構内専用(戸畑のみ確認、八幡については不明)、700代が貸切車であることだった。

続く



花電車が走った日 2

2011-11-04 21:54:00 | 路面電車


細部の装飾を見る。ケーキに見立てて、新旧の電車やバスが砂糖菓子風にアレンジされている。
写真を撮り損ねてしまったが、車体には食品の成分表示にみたてて、「品名 ケーキ 名称 花100(洋生菓子) 内容量~ 生ものですのでお早めにお召し上がりください。」と、遊び心満点。


花電車以外にも、8503に100周年を記念したヘッドマークが付いていた。
小台電停ではあまりの混雑で5本待ち。それでも6本目でなんとかI氏と共に無理やり乗りこんで、次の撮影地、あまりにも定番と言える飛鳥山へ。


15時30分、通過5分前。歩道橋上にも人・人・人・・・・沿道もまるで博多どんたくのような人だかり。

15時35分、無事併用軌道を通り過ぎ、飛鳥山へ。ここも信号の関係で型式写真的な撮影が可能である。


天気も曇りで、16時半には薄暗くなっていた。先ほどの折り返しを同じ場所で撮影。1時間でギャラリーは更に増え、白バイも出動。しかし混乱なく、譲り合いも見られるなど終始雰囲気は和やかであった。
やはりライトアップされてこそ花電車の醍醐味。

この後はりんかい線の1日乗車券で硬券入場券を収集した後、モノレールと初めてのスターフライヤーで帰宅の途へ。


スカイマークが満席で、仕方なく乗ったスターフライヤー。しかしながらその洗練された機内、オーディオや飲料サービスの充実ぶりなど、極めて快適であった。次回もスターフライヤーを利用する、と心に誓い福岡へ。福岡空港では第1ターミナル奥の駐機場からタラップを降りた。久々のタラップ、間近に見るA320は小型機の範疇にはいるといえども、やはり大きい。

続く…

花電車が走った日 1

2011-11-03 22:06:00 | 路面電車
都営交通100周年を記念し、この夏に花電車が運転される予定であったが、周知の通り震災の影響により運行が延期され、この秋に5日間運転されることとなった。

今回は最終日の10月30日の顛末をご紹介する。
13時に横浜在住のI氏と合流し、王子駅へ向うも出庫1時間前だというのに既にカメラを持ったギャラリーが所狭しと…王子駅前電停には長い行列。なんとか無理やり乗りこむ。



13時20分、荒川車庫には出庫前の花電車と装飾された7022が並ぶサプライズ。人、人、人の中でも比較的落ち着いて、譲り合って撮影できた。




13時45分、出庫15分前。荒川車庫前電停付近は人・人・人。鉄道ファンよりも地元の人たちの方が多い印象。警察官も自転車で駆けつける。しかし大きな混乱は無し。


13時59分、出庫。荒川車庫前のホームは足の踏み場もない状態。


この日はどの電停も人で溢れていた。14時15分、小台電停。三ノ輪橋行花電車が通過した直後。積み残しも多数発生。突発的需要に対処できない都電の輸送力不足はどうしようもない。



折り返しを小台電停のすぐ東の都道458号との交点で撮影。ここは電車専用信号があり、クルマに被られることはない。穴場であったが通過時間になると20名ぐらいは来たであろうか。