今日の朝は曇りで岩木山の頂上が少し雲で隠れています。今日から天気の良い日は少しづつ剪定をやっていきます。剪定はりんご栽培にとっては重要で、一年の作業の最初の作業です。よく、剪定の事を「枝切り」とか「無駄な枝を切り落とす作業」などと言う人がいますが、りんごにとっては無駄な枝なんて一本もありません。ただ、私たちりんご作りにとっては、毎年りんごが成ってくれなきゃ困るので確かに枝は切るのですが自分の型にはめて切っちゃったらゆうことをきてくれません。剪定は枝一本一本に日の光が当たり、強い枝は伸びを抑えて弱い枝を伸ばすことでりんごの品質が揃うのだと思います。あと、りんごの樹の養分の流れを読まなければなりません。りんごの樹はりんごを生産する道具じゃなくて生き物であるということです。それに、作業効率を良くしなくてはならないので剪定は難しいのです。一生勉強です。
剪定する前はこんなに枝が混んでいます。お日様の入りをよくするためにまずは太い枝から切り落とします。太い枝が多いと日当たりが悪く花芽が着きにくいだけでなく、作業効率が悪いです。やっぱり、太い枝は少なくりんごがなる細かい枝が多くなければなりません。難しいですね・・・。
「剪定とは、切らぬことと見つけたり!」という言葉がありますが。なるべく枝(成る枝)を切らないようにしかも、仕事がしやすいように、また、日当たりが良いようにしなければいけないので剪定は奥が深いです。
剪定し終わった樹です。ちょっと切りすぎたかな・・・。でも、葉っぱが出ればちょうどいいと思うんですが・・・。
薄暗くなってきたのでこれで終わりますか。まあ、今日は最初ということで何本も出来なかったけれどもこれからもうちょっとペースを上げます。