今日も真夏日日で蒸し暑い1日でした。昨日、東北の北部も「梅雨明けしたとみられる」との一報が流れた。今年の梅雨は空梅雨と言われる位雨が少なかったのですが、梅雨後半の今月23日~28日までの間に降ってくれたので降水量が平年並みにになったそうです。意外でした・・・。これから一層太平洋高気圧が張り出して1ヶ月予報では気温が平年よりも高いそうでこの先思いやられます・・・。昨日から「つがる」の見直し摘果と支柱入れをしていますが暑いので休憩ばかりしているようで進みません・・・。
雨が降って土が湿っているのか湿度が高いのでとても蒸し暑い。「つがる」ですが雨が少なく、玉伸びが足踏み状態でしたがここに来て果実肥大が進み枝が下がってきました。
りんごの横径を測ってみると73mm前後で我が家の「つがる」は平年よりも若干大きく、昨年並みだ。今年の平均に比べると3mm小さいです。やはり、摘果を遅らせた影響だと思う。考えてみれば収穫まであと1ヶ月と10日位あるので丁度良いサイズになると思います。
サビ果や障害果、形が良くないものなど落としています。
今の時期に着色しているものが見受けられます。下の果実は今の状態なのに変です。
摘み取ってみると尻の部分が割れていて違和感がある。これは芯カビで中が変色しているので今のうち取り除かなくてはなりません。
割ってみればこんな状態です。
着色しないものでも尻の部分がちょっと黒ずんでいるものはみんな芯の部分に異常がみられる。
芯カビの症状で今年は結構見られるそうです。幸いうちの畑ではたまに見られる程度なので落とせば丁度良い。原因は土に含まれる菌が悪さをしているらしく、春先に乾燥して、しかも風が非常に強い日が多く土埃が舞ってりんごの花止まり(尻)についてそこから感染して症状が出たものと考えられるそうです。今年の気候は乾燥や強風が多いのでこのような症状が出ますが毎年このような状態にはならないので安心を・・・。
支柱を入れて枝が重なっているところは紐で吊って空間を空けてりんごや葉に日を当てて風通しを良くしてやる。夕方、涼しくなった頃に若手の組合員と2人で共防の組合員の園地を回りハダニの予察をする。見て回ったところ一部で少し「ナミハダニ」を確認しましたが本当の一部で同じ樹の葉をルーペで観察したところ確認されず、天敵の「カブリダニ」が配備されていたので被害に至らないと判断、この次の薬剤散布には殺ダニ剤は使用しません。結構組合員が理解してくれて、草刈もこまめに行わず、除草剤も最小限に抑えているから天敵の居場所がある。こじんまりとした共防ならではである。理解して協力してくれるみんなに感謝だ。