今朝はとてもいい天気で、岩木山がとてもきれいな姿を眺める事が出来た。気温は低く、かなり冷え込みりんごの枝が霜で白くなっていました。
畑の小屋の気温計は-5℃でした。
霜が強く、りんごの枝が白く染まっていて、朝陽に照らされてキラキラと輝いていました。
近づいて見ると白い毛が生えたように見える。
剪定を始める前に、ここの樹は伐採しました。この樹が無くなる事で収穫の際の選果するスペースを確保できる。
剪定開始です。りんごの樹は剪定する前、この状態が一番、地上部(枝)と地下部(根)のバランスがとれています。枝を切るという事はバランスが崩れるという事で、樹は自分の体を治そうとして、根っこの分、葉っぱを出すよう徒長枝を出します。でも、りんごの栽培管理の中では日当たりが悪くなったり、薬剤の付着を妨げるという事で夏に切り落とす。切り落とせばまた徒長枝を出すという事の繰り返しです。では、どうすればいいという事ですが、成枝全体に日が当たりやすく、しかも、薬剤がかかりやすくすなる樹にすればいいのです。つまり、大枝を少なくすることです。大枝が多いと、成枝に手を出して、成枝が少なくなってしまうからです。地上部(枝)と地下部(根)のバランスは枝を切ると崩れるのは当然ですが、いくらかでもそれに近くする方法はあります。それは、葉っぱの枚数と根の関係。
先程の写真ですが、花芽、枝の先端の目を頂芽といい、昨年出た枝の葉が落葉したところの芽を腋芽と言い、その数が半々だといい状態で、頂芽が多いと樹が弱り気味、反対に腋芽が多いと樹勢が強すぎるという事。この理論は昔、平川市の七戸茂男氏(故人)から教わった。頂芽にはそのスペースに葉っぱが5~10枚で腋芽は勿論1枚です。なので頂芽が多いという事は少ないスペースで葉っぱの枚数を多く確保できる。樹や枝の状態はそれぞれ違うという事で、剪定のヒントをもらいました。
腕が少ないので、日当たりが良く、徒長枝は切らず放置していましたが、着色管理は軽く葉摘みしても着色は良かった。この状態になればどのように剪定してもりんごは成る。
剪定した後ですが、かなり枝が薄くなったように見えますが、成枝は十分に残っています。日当たりを遮る枝、強い枝、作業しやすいスペースをとっただけです。
日中は10℃以上で薄着しても汗ばむくらいで、青空の下、時折岩木山を眺め、本当に良い剪定日和でした。
梵珠山のスヌーピー。
八甲田連峰も眺め・・・。気温が高いのか樹氷がなくなっていってるようだ。
夕方、空を眺めると飛行機雲が短く、気圧が高い。明日も天気よさそうだ。
午後5時、日が傾き岩木山方向に沈む。本当に日が長くなってきた。
剪定は止めて、切り口に塗布材を塗る。切り口はきれいに据え付けて切り落とすことに拘ってやっている。
塗り終わって今日の剪定は終了です。明日もケッパります!