先日、24~25日に津軽みらい農協板柳りんごSS部会の研修旅行で岩手県に行ってきました。
1日目に岩手県滝沢市の農研機構 果樹研究所を視察。
当研究所で育成された「もりのかがやき」の樹です。「つがる」と「ガラ」の掛け合わせで黄色い品種です。収穫時期が岩手県で10月中旬の中生種です。甘みが強く、酸味が少ないそうで、370gと大玉になるそうです。豊産性で毎年成るそうです。見たところサビ果が多いのが気になります。
次に見たのは、同じく当研究所で育成された「ルビースイート」という皮も果肉も赤くなる品種です。
説明によれば、「ふじ」と「ピンクパール」というりんごの掛け合わせで、赤肉のりんごで、適度な酸味と甘みがあり、食感も良いそうです。ただ、隔年結果が強いそうで、品質もバラツキがあるそうで、結構栽培が難しいそうです。私は今のところ、チャレンジをする予定はありません。
その後は、私が見たいと思っていた「ふじ」の原木に案内をしてもらいました。
この木が、今や世界の品種となった「ふじ」の元となる樹です。当初は藤崎町にあったのが、試験場の移転に伴い昭和36年にこの地に移植されました。57年目になり、樹勢が衰弱してきているので今は果実は全部落してしまいました。土壌改良をしているようで、回復して、たわわな実を成らせてほしいものです。農研機構 果樹研究所をあとにして、釜石市へ向かい「鉄の歴史館」を見学して、1日目の研修が終了です。大槌町へ向かい、ホテルに泊まります。
25日の朝です。泊まったホテルはすぐ下が海でとても見晴らしが良かったです。
朝は霧が立ちこめていて遠くが見えませんでした。朝食を食べてからホテルをあとにして釜石市の山手にある、2015年に世界遺産に登録された「橋野高炉跡」を見学。
「橋野高炉跡」は明治日本の産業革命遺産で近代製鉄発祥の地で、山から鉄鉱石を採取してナラの木があるので木炭を焼いて、それを使い、沢の水野力を利用し水車の動力でふいごで空気を送り、熱して溶かして鉄を作ったところで、ここ1カ所で全行程が出来るという地の利を生かしたそうです。現在のように重機やその他の機会がない時代に人の手や馬の力も借りてやっていたそうです。凄い!
高炉跡ですが石垣の技術があって、東日本大震災の時の揺れにも耐えています。じっくり見れば、炭が残っていたり、土が焼けたところや鉄を溶かしたあとが分かり、当時の技術の高さが感じられました。ここをあとにして次に向かったのは三陸鉄道に乗るために釜石駅に向かいました。
三陸鉄道釜石側から通っているのは大船渡市の盛駅までです。早速、乗りました。
約50分の電車の旅です。
車窓から見る景色は復興に向けて工事を進めている様子が目に入ります。特に防潮堤が急ピッチで進められているようです。1日も早い復興を心から祈ります。盛駅に着いてから。またバスで移動して大船渡でお土産を買い、研修最後の地、一関市の「猊鼻渓」へ向かう。
猊鼻渓の川下りの船に乗り込み、素晴らしい岩肌と緑の景色を堪能する。気温が30℃近くまで上がったのですが、やはり、川は涼しい・・・。
福玉を岩の穴めがけて投げ入れて、入ると御利益があるというので私もチャレンジ、100円で5個投げることが出来、1個入りました(^_^)v。御利益あれば良いな・・・。「猊鼻渓」をあとにして帰路に就きました。ハードスケジュールでしたが、充実して、リフレッシュでき、とてもいい研修?旅行でした。仕事頑張ります!