今朝は雲一つ無い晴天で、岩木山がクッキリでした。昨日の渓流の涼しさとうって変わり、朝から湿度が高く、無風で、ジワジワと汗が出てきます。今日はりんご園の作業再開で、見直し摘果をする。
小さいもの、サビ果、新梢の実、逆さ実、枝に擦れて傷がつきそうな実、日焼けした実を落していく。仕上げ摘果ほど落す実はありませんが・・・。今頃にそれほど落すと言うことは、今まで無駄に養分をロスしていると言うことだ。本当は、一発で早めに落すことが出来れば樹にとっても人にとってもとても良い事なんだけれども・・・。まあ、丁度上手くいかないものだ(^^;)。でも、それに近づけるように毎年試行錯誤です。
今年も高温の日が多く、このように日焼けの実が目立ってきた。
このような実は 今のうち躊躇なく落してしまう。
成っているので、落せば丁度良い。他のりんごに養分を回すという考えですから勿体ないとは思わない。直射日光に当るところに付いているもの、特に果叢葉の少ないものは日焼けしやすい。
しかし、青空でとても良い天気だけれども、まともに仕事をすれば危険な暑さだ。
日陰で、ポットに入れておいた冷たい麦茶で水分補給だ。日陰にいるとそれなりに涼める。休憩の回数が多いね(^^;)。
ちょっと、今年試しにやってみている樹です。真ん中にある苗木ですが、今年の春に接ぎ木したもので、一件見ると2年苗ですが、丸葉台木(勿論、りんごの樹の根元に生えたヒコバエを太らせたもの)で高さ60cmの所に2年枝の果台枝を長穂接ぎしたものです。
※ 接ぎ木・・・4月6日の投稿(https://blog.goo.ne.jp/yamasan-ringo/d/20200406) 参考
きれいにくっついて、テープを剥がしました。
この部分が節(果台)で、その下の新梢が出ているところが2年枝ですので、1年早くならせることが出来ます。
この枝の元は春に花が咲いたのですが、枝を伸ばすために摘み取り、果台枝で、再来年にはりんごが初成りする。
先端の枝の伸びが良く、このまま放っておけば再来年りんごが成って、丸葉台でわい化する事と思う。これだと支柱が要らず、早くなって素質の良い枝が多いので管理が楽になることだと思う。最初から素質の良い枝を接ぎ木するという発想です。
接ぎ木した位置(60cm超)です。こんな事するのはおらだけかも知れない・・・(^^ゞ。でも、自分の所にある物を使っていろいろと試すのは面白い。結果が良かったら増やしていこう。