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水分過剰は低ナトリウム血症をきたす

2017-12-12 | 勉強会
 
水分(自由水)の過剰状態(水中毒など)は低ナトリウム血症をきたします。


血中ナトリウム濃度が135 mEq/l以下になった場合を低ナトリウム血症とよびます。 
 
 
細胞内の水分過剰によりファースト・スペースの水分量がセカンド・スペースへ移動するため、結果として低ナトリウム血症をきたすのです。
 
 
 
 
水中毒は精神疾患(特に統合失調症)の患者に多く、抗精神病薬の影響に加えて、精神疾患そのものによる口渇感過剰による過度の飲水が原因となります。
 
 
ケースによっては、薬剤性のバゾプレシン分泌過剰症(SIADH)の関与もあります。


ACE阻害剤による口渇感のコントロールも試みられています。
 
 
 
 
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