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自由水の欠乏は高ナトリウム血症となる

2017-12-11 | 勉強会
 
水分(自由水)の欠乏は高ナトリウム血症をきたします。
 
 
血清ナトリウムが145mEq/Lを越えたとき高ナトリウム血症とよびます。
 
 
細胞内の水分欠乏により、セカンド・スペースの水分量がファースト・スペースへ移動します。
 
 
ナトリウムは細胞内に移動できないため、結果として高ナトリウム血症をきたすのです。
 
 
 
 
高ナトリウム血症では、口渇や口腔・舌乾燥による咀嚼・嚥下困難をきたします。
 
 
体内総水分量の低下によって乏尿(1日500ml未満)をきたすこともあります。
 
 
高度になると、意識混濁をきたす。
 
 
水分(自由水)の欠乏のみでは、起立性低血圧や静脈圧低下は現れにくいですね。
 
 
もしあれば、ナトリウム欠乏の合併も考えます。
 
 
 
 
写真 首里城の夜景
 
 
 

 

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