燃えるフィジカルアセスメント

総合診療医徳田安春の最新医学情報集。問診、フィジカル、医療安全、EBM、臨床研究に強くなれます。

高カルシウム血症の症状と所見

2017-12-19 | 勉強会
 
みなさん、こんにちは。
 
私が今住んでいるアパートは普天間飛行場の近くにあります。毎日、ヘリやオスプレイなどが上空を飛んでおり、騒音に悩まされています。アパートに墜落しないかなと心配でもあります。でもまずは、学校の上空を飛ばないようにお願いしたいです。子供達を犠牲にしてはならないと思います。事故に関連する外傷の予防には危険機体の飛行即中止が最も効果的な介入です。
 
 
 
では、本題に入ります。
 
 
血清アルブミン濃度で補正したカルシウム濃度が10.5 mg/dL以上のときは高カルシウム血症です。
 
 
高カルシウム血症でも、バゾプレシン(ADH)に対する腎の反応性が低下するため(腎性尿崩症)、多尿と口渇をみることがあります。
 
 
 
 
また、食欲不振や嘔気・嘔吐などの消化器症状をみることもあります。
 
 
神経系症状には、認知機能の低下、筋力低下があります。
 
 
 
 
神経学的診察所見では、腱反射低下、感覚低下(とくに痛覚・振動覚)、失調歩行などを認めることがあります。
 
 
慢性の高カルシウム血症では帯状角膜症band keratopathyを認めることもあります。
 
 
これは、角膜を交差する白色のカルシウム沈着として現れるものです。
 

参考写真サイトのリンクはこちらです→

http://www.mrcophth.com/corneacommoncases/bk.html


 

 

 

写真   友人宅の犬

 

 

 

そこが知りたい! 動脈血液ガス 一刀両断!【電子書籍付き】 (一刀両断!シリーズ)
 
三輪書店

 

好評のメルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」の最新内容を厳選編集した本の最新版「知っておくと役に立つ最新医学2017パート2」が出ました。一般の方々の役に立つ最新医学知識を満載。グローバル・スケールでの先端医学のホットな話題もわかりやすく解説。特徴はテレビや新聞より早いグローバルな情報、科学的に正確なエビデンスに基づく情報です。

 

徳田安春、荘子万能の「徳田闘魂道場へようこそ」こちらポッドキャストにて配信中、是非お聴き下さい。

 

臨床推論の総論とピットフォールをマンガでサクッと1時間以内に習得できます。エキスパート診断医への一歩を踏み出すことができます。「マンガ臨床推論~めざせスーパージェネラリスト~」こちらも合わせていかがでしょうか。

 

科学的根拠に基づく最新医学情報とグローバル・スケールでの先端医学のホットな話題を提供し、わかりやすく解説します。メルマガ「ドクター徳田安春の最新健康医学」。2017年のメルマガまぐまぐ大賞「健康」部門第4位に選ばれました。

 

こんなとき フィジカル1と2」立ち読みできます。是非どうぞ。

 

一般向け健康情報ブログ「総合診療医からの健康アドバイス」。こちらもご覧下さい。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 低カルシウム血症でみられる... | トップ | 低マグネシウム血症の症状と所見 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

勉強会」カテゴリの最新記事