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オーバーコンフィデンスバイアス Overconfidece bias

2018-06-28 | 勉強会
 
みなさん、こんにちは。


バイアスはあらゆる分野でみられます。


これを知っているとさまざまな場面で役に立ちます。
 
 
 
 
前回の答え: オーバーコンフィデンスバイアス overconfidence bias
 
 
解説:
 
anchoring bias(最初に考えた診断に固執して考えを改めない)

availability bias(最近遭遇した類似症例と同じ疾患を考える)

confirmation bias(自分の仮説に不適合なデータを無視する)

hassle bias(自分が最も楽に処理できるような仮設のみを考える)

overconfidence bias(前医や指導医の意見に盲目的に従う)

rule bias(通常は正しいルールであるが過信するとミスリードされる)


バイアスの影響で、本来やるべきwork-upを途中で止めてしまうことを「premature Closure」と言います。

自分自身を客観的に診る(メタ認知)ことでバイアス回避を図ることが必要。
 
 

⑧ 65才男性、糖尿病で近医通院中。
 
今回今朝から、気分不良、冷汗、動悸にて受診。
 
血圧90/50mmHg
 
A医師は、「薬剤性低血糖では血圧は下がらない」ということを知ってはいたが、
 
糖尿病薬による「低血糖」を考えた・・・迅速血糖チェックで180mg/dl
 
その後、B医師により「糖尿病による無痛性急性心筋梗塞」が疑われ、ECGにて診断確定された。
 
 
A医師のバイアスは?

1.     アンカリングバイアス Anchoring bias

2.     アベイラビリティーバイアス Availability bias

3.     オーバーコンフィデンスバイアスOverconfidence bias

4.     コンファーメンションバイアスConfirmation bias

5.     ルールバイアス Rule bias

6.     ハッスルバイアスHassle bias

 
 
 
写真 鏡検中の研修医です

 

 

 

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